チャビ、クラシコ0-4敗戦に…「消化するのが難しい夜。レアル・マドリーは良いプレーをしなくても1-0にしてしまえる」
バルセロナは5日にコパ・デル・レイ準決勝セカンドレグ、本拠地カンプ・ノウでのレアル・マドリー戦に臨み、0-4で敗れた。2戦合計でも1-4と下回り同大会から姿を消している。チャビ・エルナンデス監督は試合後、受け入れ難い敗戦との感想を述べた。
前半、ボールを保持して攻め込んだバルセロナだったが、アディショナルタイムに速攻からFWヴィニシウス・ジュニオールのゴールを許すと、後半には復調したFWカリム・ベンゼマにハットトリックを決められて敗戦。スペイン・スーパーカップ、ラ・リーガ、コパの国内タイトル三冠を達成する可能性が潰えている。
チャビ監督は試合後、次のように語った。
「消化するのが難しい夜だ。クレ(バルセロナファンの愛称)として全員が痛みを覚えている。私たちはもっとうまく競い合わなければいけない。タイトルはラ・リーガが残されているし、リアクションを見せなくてはいけない。ただ、私たちはかさばったスコアが物語るよりも、しっかり戦っていた」
「前半の私たちはとても良かった。が、マドリーがトランジションを生かして0-1として、0-2で私たちの息の根を止めている。つらいね。私たちは反省をしなくてはならない。後半の内容は悪かった。もっとうまく競うべきディテールがあったんだ。それでもチームは全力を尽くした。前半は素晴らしかったが、フットボールはこういうものなんだよ。自分たちが優位の時間帯を生かすことができなければね……」
チャビ監督にとって、マドリーの長所はチャンスを決め切る力にあるようだ。
「マドリー? 彼らは偉大なチームであり、そのことを示した。マドリー相手にチャンスを見逃したら、こういったことが起こるんだよ。私たちは前半を素晴らしいものとしたが、後半についてはマドリーを祝福しなくてはならない。彼らはチャンスを見逃さない。素晴らしい個人技を有するチームだ。悲しいが、私たちが対戦したのはチャンピオンズ王者だったんだ」
「後半も私たちがあきらめたわけじゃない。しかし2ゴール目が大きな打撃だったのは事実だ。私たちはそこで規律を失ってしまった。チームはまだ成熟していない。その点でレアル・マドリーの方が優れていたし、効果的だった。レアル・マドリーは素晴らしいチームであり、良いプレーなしで1-0とできる。後半は彼らの方が上だった」