FIFA ワールドカップ
ベルギー首都ブリュッセルなどで暴動…W杯モロッコ戦に敗れてグループ敗退の危機
Ray Sasaki
12:06 JST 2022/11/29

ベルギー代表がモロッコ代表に敗れたことを受け、首都ブリュッセルでは暴動が起きた。
27日に行われたカタール・ワールドカップ(W杯)グループF第2節でベルギーはモロッコと対戦。ボールを保持するベルギーだが、チャンスを作れず。反対に後半にFKから失点すると、アディショナルタイムには追加点を許して0-2で敗れた。
前節はカナダに辛勝し、この試合ではモロッコに敗れるなど、前回大会で史上最高位となる3位になったベルギーチームはここまでFIFAランキング2位という期待に応えらえず。次のクロアチア戦に敗れることがあれば、グループ敗退が決定する。
このベルギーチームの不甲斐ない戦いを受け、27日夜に首都ブリュッセルで暴動が発生。自動車やスクーターに火をつけたり、レンガを投げつけたりと市街地が大混乱に陥いり、警察が出動して放水や催眠ガスによりこの暴動を抑え込んだようだ。
地元警察は同日に「暴徒は花火や金属棒を使ったり、公道に火をつけた。1人のジャーナリストが花火により顔を負傷した。これらの理由により、警察は放水や催眠ガスを使用して制圧に動くことを決めた」と発表。また、警察が12人を拘束、1人を逮捕したとも伝えられている。
ブリュッセルでの暴動は数時間後に鎮圧されたが、アントワープやリエージュといった都市でも同様の騒ぎが起きたと報じられている。