レアル・マドリーFWヴィニシウス・ジュニオールが、今季限りで同クラブを退団することが決まったFWカリム・ベンゼマにメッセージを送った。
マドリーは4日にベンゼマの退団を発表。その直後、前線でコンビを組むヴィニシウスがSNSを通じて、相棒であり大先輩のフランス人FWに感謝と別れのメッセージを公開している。
「ベンヴィニ、ヴィニゼマ……何でもいいけど結果はいつだって同じだった。ゴール、笑み、タイトル、そして何よりも学びがあった。2018年、サンゴンサロ出身の内気な若手がマドリードにやって来たとき、あなたが最初に迎え入れてくれたんだ。決して忘れないよ」
「僕はあなたと一緒に成長した。一緒にスペイン、欧州、世界を勝ち取った。あなたのバロンドール受賞に心の底から喝采を送ることができた。今日、僕たちは“闇のデュオ”を現実に終わらせることになる。でも僕はあなたとの映像を、忘れられない時代の思い出、インスピレーションとして持ち続けるんだ」
「カリム、僕たちはあなたがいなくなることを、本当に寂しく思うだろう」
ヴィニシウスの言う“闇のデュオ”は、紆余曲折あったことでも知られている。ベンゼマはヴィニシウスがトップチームに加入したばかりのとき、同胞DFフェルラン・メンディに「あいつにボールを渡すな。自分たちに敵対することばかりをする」と語ったことで大きな話題になった。
だが、その後ヴィニシウスの成長とともに二人は欧州を代表するアタッカーコンビとなり、昨季にはラ・リーガ＆チャンピオンズリーグ制覇の原動力にもなっている。なおベンゼマはここ最近、ヴィニシウスについて「彼に対して言えることは何でも言ったよ。チームにとって決定的な選手になってくれてうれしい。彼はもうドリブル突破とかをするためにピッチに立っているんじゃない。そうじゃなくて、僕が好きなフットボールをするようになった。でも、彼ならもっとやれるはずだよ」と語っていた。
