「あともう一歩」無敗記録は8試合に…アジア王者・浦和に善戦の鹿島、岩政大樹監督が感じた手応え「さらに面白い鹿島を見せられる」

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明治安田生命J1リーグは4日に第16節が開催され、浦和レッズと鹿島アントラーズが対戦した。

現在2試合未消化の状況で2位横浜F・マリノスとの勝ち点差が「6」となっている浦和。この2試合を勝利で終えると優勝争いも見えてくる状況で、5連勝含む7試合負け無しの鹿島と激突する。

強度の高い試合が展開され、スコアレスドローで終了。連勝がストップした浦和は無敗を5試合、鹿島は8試合に伸ばした。

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試合後、記者会見に応じた鹿島の岩政大樹監督は「勝ち点3を取りたかったですが、レッズという強い相手に対しても、表現できるようになってきているという手応えもありながら、ここからどのように次につなげていくかというところを、また整理をつけてやっていかなきゃいけないなというところを感じています。いろんな意味がある。勝ち点1でした」と試合を振り返った。

「中盤の構成、それぞれのタスクを少し変えたことでボールを動かすことはかなりできて、 これは大きな収穫でした。自分たちが準備したところがもうちょっと出せればなというところはありましたが、ここは次のステップですね。動かしながら、 誰がどこにどういう風に入っていくかというところまでは、もうちょっとだというところがあります」

今日の試合では、楔のパスから展開を広げていくプレーが随所で目立った鹿島。「コンビネーションのところの練習もかなりやっています」と岩政監督は話しながら「ここはまだまだあの試合の中で自信持ってやっていかないと」と課題も口に。それでも、無敗を継続する鹿島が新たなフェーズに入っていること、そして自信を伺わせている。

「ビルドアップのところは今日初めてぐらいですね。あれだけ自信を持ってやれるようになったと。ここは少しずつ、少しずつ伝えながら、もうやれるよっていうところを促していきたいです。もう1歩出てくれば、さらに面白い鹿島になっていくんじゃないかなという手応えはありましたが。あと1歩、2歩、3歩くらいですかね。トライしていきたいです」