1得点&OG誘発、大活躍の久保建英だが…「すごいボレーシュートだった?いえ、僕はもっと求めているので。チームは反省しないといけません」

Takefusa Kubo
Getty Images

13日のラ・リーガ第21節、アウェーでのエスパニョール戦に3-2で勝利したレアル・ソシエダ。1ゴールとオウンゴール誘発で、チームを勝利に導いたMF久保建英は、公式戦4試合ぶり、ラ・リーガ3試合ぶりの勝利を喜んでいる。

久保は23分、ペナルティーエリア内浅い位置で、相手のクリアミスから左足でボレーシュートを放って今季4点目を記録。また63分には右サイドからクロスを送り、エスパニョールDFレアンドロ・カブレラのオウンゴールを誘発した。FWアレクサンデル・スルロットのゴール含めて3-0としたソシエダは、終盤になってエスパニョールに2点を返されたものの、1点リードを維持したまま試合終了を迎えている。ラ・リーガはゴールシーン以外でも印象的なプレーを連発した日本代表MFを前節バジャドリー戦(0-1)に続いてMVPに選出している。

試合直後、スペイン『モビスタール・プルス』とのフラッシュインタビューに応じた久保は、久々に勝ち点3を獲得したことに満足感を表している。

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「最後には後方に下がって苦しむことになりました。もっと良い試合にできたと思いますけど、まあ悪い流れを切れたので。悪い流れを断ち切って再び勝ち点3を獲得できたことが大切ですし、僕たちを追っている4位、5位に少し差をつけられ、落ち着いた1週間を過ごすことができますね」

降格圏エスパニョールに苦しめられたことについては、自身もマジョルカやヘタフェで残留争いに参加した経験を振り返った。

「下位にいるチームのことは分かっています。僕も経験したことがありますから。彼らは(自分が経験したことと)同じような状況にいますし、そういったチームは本当に圧迫してききて、困難な試合を強いられることになります。でも前半に得たリードが役に立ちましたね」

加えてインタビュアーがボレーシュートを称賛し、「どのようにミートさせたのですか?」と問うと、その説明をせずにチームの問題点について言及するストイックさを見せた。

「いえ、僕はもっと求めているので。もっと自分たちに要求していきたいので。全部に満足しているわけではありません。馬鹿げた形でボールを失うこともありましたし、最後は疲労もあったので……」

「まあ、このチームの大量得点に参加できたことはうれしいです。ただ欠点とまでは言えないかもしれませんが、ここ最近の試合については自分たちを責める必要があると思います」

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