スペインがジョージアに7発大勝!ラミン・ヤマルが16歳57日で最年少デビューを達成し…さらにはゴールも記録‼︎

Lamine YamalGetty Images

スペインは8日にEURO2024予選グループA第3節、アウェーでのジョージア戦に臨み、7-1の大勝を飾った。モラタがハットトリックを達成し、バルセロナに所属するラミン・ヤマルが最年少デビュー&ゴール記録を樹立している。

第2節、アウェーでのスコットランド戦に0-2で敗れてしまい、本戦出場のために気の抜けない状況となっているスペイン。デ・ラ・フエンテ監督はGKウナイ・シモン、DFカルバハル、ル・ノルマン、ラポルテ、ガジャ、MFガビ、ロドリ、ファビアン・ルイス、FWアセンシオ、新主将モラタ、ダニ・オルモを先発させて4-3-3のシステムを使用している。

前半、いつものようにボールを保持して攻め込んだスペインは、立ち上がりこそジョージアの堅守、また速攻に苦しんだものの、22分にスコアを動かすことに成功。アセンシオのクロスに高く飛び上がった新主将のモラタが、地面に叩きつける教科書通りの美しいヘディングシュートでネットを揺らしている。

以下に続く

先制したスペインは、ここからゴールラッシュを披露する。まず27分、ペナルティーエリア内左でボールを受けたファビアン・ルイスの折り返しがクビルクベリアのオウンゴールを誘発。また38分にはペナルティーエリア内左のダニ・オルモが、一度は打ち損なったボールを右足で枠内に押し込む。さらにその2分後には、今度は速攻からモラタがダニ・オルモとのパス交換からペナルティーエリア内に侵入し、右足のシュートでボールを枠内に流し込みこの試合2点目を決めた。

大量4点のリードを得たスペイン。42分にはダニ・オルモとアセンシオが負傷で交代を強いられ、代わりにニコ・ウィリアムズ、そしてラミン・ヤマルが投入されることに。父親のルーツであるモロッコ代表からも誘われていたヤマルは、16歳57日でスペインのフル代表デビューを飾り、ガビの17歳62日(2021年10月6日に樹立)を上回って同代表最年少デビュー記録を更新している。

激しい雨が降った後半、序盤は打って変わってジョージアが攻勢を見せ、チャクヴェタゼが同チームのファーストシュートをゴールに変えて見せた。その後もスペインはジョージアの勢いに押され、デ・ラ・フエンテ監督は58分にガビとの交代でミケル・メリーノを入れて流れを変えようと試みる。

すると65分、投入されたばかりのレアル・ソシエダMFのスルーパスからモラタがペナルティーエリア内右に侵入し、冷静に右足のシュートを決め切りハットトリックを達成。さらに68分にはニコ・ウィリアムズもペナルティーエリア内でのキレのあるフェイントからGKの股を抜くシュートを決め切り、スコアを6-1とした。

ペースを取り戻したスペインは、74分に新たな歴史的な瞬間を迎える。そう、ラミン・ヤマルのゴールだ。若きバルセロナFWはペナルティーエリア内右でニコ・ウィリアムズの横パスを受け取ると、多数のジョージアDF陣を前に隙間などほぼ見当たらない中で左足を振り抜き、針の穴のようなスペースを突いて枠内左隅にボールを収めている。

ヤマルはこちらもまたガビの記録(2022年6月に17歳304日でゴール)を上回り、スペイン代表の最年少得点記録を更新した。ちなみに同選手はバルセロナのトップチームでまだゴールを決めていない。

スペインは6点リードを最後まで守り切り、試合終了のホイッスルを迎えた。EURO2024予選の成績を2勝1分けとしてスペインは、グループAで1試合消化が多い首位スコットランド(勝ち点12)に次いで、暫定で2位に位置している。