8失点屈辱的大敗のサレルニターナがニコーラ監督を解任…後任にダヴェルサら浮上か
サレルニターナは16日、昨年2月から指揮を執っていたダヴィデ・ニコーラ監督を解任したことをクラブ公式サイトを通じて発表した。
サレルニターナは昨シーズン、23年ぶりにセリエAへ昇格。一時は降格の危機にあったが、シーズン途中から指揮を執ったニコーラ監督の下で奇跡的なセリエA残留を果たし、今シーズンに臨んだ。
ここまでは4勝6分8敗で勝ち点18を獲得し、降格圏のヴェローナとは9ポイントの差がある。しかし、15日に行われたアタランタ戦においてセリエAで27年ぶりとなる8失点を記録し、2-8と屈辱的な大敗を喫したことで、ダニーロ・イエルヴォリーノ会長が激怒。首脳陣との会談の末、指揮官の解任へと踏み切った。
なお、イタリアメディア『スカイスポーツ』は、後任候補として元サンプドリア指揮官のロベルト・ダヴェルサ氏が有力であると報道。サレルニターナはすでに16日にダヴェルサ氏との接触しており、今シーズン終了までの半年間のオファーを検討していると見られる。
セリエA残留を決めた場合は契約が自動延長される条件だが、クラブ側はもし残留したとしても満足できないパフォーマンスであった場合、違約金を支払うことで自動延長を解除する条項を設けたい方針のようだ。
一方、ダヴェルサ氏は1年半の契約を希望しているが、金銭的な条件など様々な面において歩み寄りを見せているという。それでも現時点で両者は合意に至っておらず、今後も交渉が続けられていくものと見られる。
また、サレルニターナはラファエル・ベニテス氏の招へいも目指して代理人に接触したとのこと。スペイン人指揮官からは前向きな回答が得られなかった模様だ。このほか、後任候補には、モルガン・デサンティスSD(スポーツディレクター)と親しい仲にあるエウゼビオ・ディ・フランチェスコ氏も浮上している。