移籍オファーと練習を拒否のザニオーロがローマで構想外に…セビージャなどから関心か
ローマに所属するイタリア代表MFニコロ・ザニオーロが、ジョゼ・モウリーニョのチームの構想外とされたことをイタリアメディア『スカイスポーツ』が30日に伝えている。
今冬に強行移籍を志願したものの、ボーンマスから舞い込んだクラブにとって好条件のオファーを拒否したとされるザニオーロ。29日に行われたナポリ戦終了後、指揮官のモウリーニョからも「家族の中で居心地よくないのなら、出て行って別の選択肢を探すべきだ」と三行半を突き付けられた。
さらに、ザニオーロが数日間にわたってトレーニングや試合出場を拒否していることも発覚。自宅前に集結したファンから殺害予告などの脅迫や侮辱的な言葉を受け、警察が介入する騒動となった。
そんな中、クラブは23歳MFを構想外とすることを決定したとのこと。近日中に懲戒処分も科される見込みとなっている。また、夏の移籍市場においてもボーンマスと同等のオファーが届かない限り、売却に応じない方針のようだ。
ただ、今冬の移籍期限が迫る中で2018年夏にザニオーロをインテルから獲得したモンチ氏がスポーツディレクター(SD)を務めるセビージャや、チャンピオンズリーグ(CL)でベスト16に進出しているライプツィヒからの問い合わせが伝えられている。ドイツのクラブは、ボーンマスの提示した半額にあたる年俸250万ユーロ(約3.5億円)のオファーを準備している模様だ。
その他、元ローマFWのヴィンチェンツォ・モンテッラが指揮を執るアダナ・デミルスポルからの関心も報じられている。一方、リーズから届いていたレンタルもしくはトレードでの獲得オファーはローマ側が拒否しているという。
なお、ザニオーロはローマを離れて父親の住むラ・スペツィアへと帰郷。自身のインスタグラムのプロフィールから、所属クラブの名前を削除している。