ディバラの去就問題に幹部が見解「将来より彼が現在ローマにいることを楽しむべき」
ローマのゼネラルマネージャー(GM)を務めるティアゴ・ピント氏が13日、イタリアメディア『スカイスポーツ』のインタビューに応じ、チームなどについて語った。
ローマのGMはまず、今シーズン限りで契約満了を迎えるクリス・スモーリングに言及すると、契約延長の合意へ近づいていることを示唆。「お互いに共に歩み続けたいという意向を我々が隠したことは一度もない。まだ終わっていないが、今週中に新たな知らせがあるはずだ」と語った。
また、ローマが夏にフリーでの獲得を検討しているとされるリヨンのMFウセム・アワールについて問われると、「話題になっても勝てないフェラーリのようにはなりたくない。いまは話すべき時期ではない。偉大な選手であり、今後の動向を見守りたい」と述べた。
さらにローマGMは、来シーズンの去就が不透明となっており、退団の可能性も囁かれているパウロ・ディバラについて自身の見解を示した。
「カルチョはカルチョであり、移籍期間には、毎回、あらゆることが起こり得る可能性がある。ローマのようなクラブがディバラの獲得に成功したものの、その後、彼の将来ばかりが話題になるのは残念だ。今後、何か起きるのかを問うよりも、ディバラがチームにいること自体をもっと楽しんでいくべきだと思う。それに私自身の将来だって分からないのだから」
続いてピントGMは、セリエAのチームが複数の大会で結果を出せずに苦戦しているとの指摘を受けると、持論を展開した。
「(ロベルト)デ・ゼルビは『イタリアには6000万人の監督がおり、指導するのは難しい』と話していたが、ここではクオリティがあるのに、ネガティブに考えすぎだ。イタリアのすべてのチームが欧州カップ戦で良いパフォーマンスを見せている。それにセリエAも難しいリーグだ。小さなクラブがビッグクラブを困難に陥れることができるのも素晴らしい」