好調インテル、公式戦5連勝!CL出場権を争うライバル・ローマを敵地で撃破
現地時間6日、イタリア・セリエAは第34節が行われ、ローマはホームのオリンピコにインテルを迎えた。
勝点60のインテルと、同58のローマによる直接対決。今季のセリエAは33年ぶりとなるナポリの優勝こそ決まったものの、2位以下の勝ち点差は詰まっており、熾烈なチャンピオンズリーグ出場権争いが繰り広げられている。
シーズンも佳境を迎えた中での直接対決は単なる3ポイント以上の価値を持つが、互いにこの試合の重要度を理解しているが故に球際から激しくぶつかり合う拮抗した展開となる。
公式戦4連勝中と勢いに乗るインテルのチャンスは15分、ブロゾヴィッチがルカクとのワンツーからボレーを放つがDFに当たってゴール右へと外れる。
ローマは18分にショートカウンターから最前線でボールを受けたペッレグリーニのシュートはDFにブロックされるが、こぼれ球を自らボレーで捉えるもゴール上へとわずかに外れた。
試合が動いたのは33分、ブロゾヴィッチのパスに右サイドを抜けたドゥンフリースがGKとDFの間に低いクロスを送ると、滑り込んだルカクは届かなかったものの、その奥に走り込んでいたディマルコが押し込んでインテルが均衡を破った。
インテルが1点をリードして迎えた後半、反撃に出たいローマだが、ベロッティにいい形でボールが収まらず、GKオナナを脅かすことができない。60分にはコレアとドゥンフリースを下げてラウタロ・マルティネス、ベッラノーヴォを投入したインテルは、71分にディマルコとチャルハノールを下げてムヒタリアンとデ・フライを投入した。
一方のローマも満を持してディバラを投入。次の1点をどちらが奪うかで流れが変わりそうな展開だが、迎えた74分、ルカクへの最終ラインからのロングパスは阻まれるものの、このこぼれ球を拾ったラウタロがラストパス。ゴール前で受けたルカクがゴール左へと流し込み、インテルが大きな追加点を挙げる。
こうなると苦しいローマ。75分にベロッティを下げてエイブラハムを投入するが、インテルの堅守を前に前半同様なかなか決定機を作ることができない。
2点リードで余裕の生まれたインテルは82分、バレッラに代えてガリアルディーニを投入。87分にはラウタロのシュートがクロスバーを叩くなど、攻撃人数をかけて攻めるローマよりもカウンターから効率よくチャンスを作り出していく。
アディショナルタイムは6分と長めに取られたが、集中した守備で最後までローマにゴールを許さなかったインテルが2-0で完封勝ちを収め、公式戦5連勝を飾った。
■試合結果
ローマ 0-2 インテル
■得点者
ローマ:なし
インテル:ディマルコ(33分)、ルカク(74分)