ライス争奪戦に動き?アーセナル最有力候補も、マンチェスター・Uが参戦する可能性も
マンチェスター・ユナイテッドは、今夏の移籍市場でイングランド代表MFデクラン・ライスを狙う可能性があるようだ。
18歳でウェストハムのトップチームデビューを飾ると、瞬く間に主力選手へと成長したライス。24歳でチームの主将を務め、今季も公式戦45試合に出場。また昨年末にはイングランド代表として、カタール・ワールドカップで全5試合に先発していた。
そんなライスだが、プレミアリーグのビッグクラブからの関心が絶えず伝えられている。そしてイギリス『ガーディアン』によると、争奪戦ではアーセナルがポールポジションに。すでに獲得交渉に向けて下準備を済ませており、選手自身もミケル・アルテタ監督の下でプレーすることに興味を持っているようだ。
だが、マンチェスター・Uも獲得に動くかもしれない。同メディアによると、今夏の移籍市場で中盤の補強に動く可能性が高く、これまでメイソン・マウントやマテオ・コヴァチッチ(共にチェルシー)が候補となっていたが、ライスにも関心を持っている模様。より高額なオプションのため、獲得に向けて現チームの選手を放出する必要もあるかもしれないが、関心を強めているという。
そして、マンチェスター・Uの関心はアーセナルにとって脅威になるかもしれない。ウェストハム側はライスの移籍金として最低1億ポンド(約169億円)を求めているが、この金額にアーセナルは消極的になる可能性がある一方で、マンチェスター・U側は問題と考えていないという。現時点ではアーセナルが最有力候補ではあるが、資金面ではマンチェスター・Uが有利だと伝えられている。
しかし『ガーディアン』は、マンチェスター・Uがライスの獲得へ動く保証はないとも指摘。最優先はストライカーの補強であり、No.1ターゲットであるハリー・ケイン(トッテナム)の引き抜きは容易ではなく高額な移籍金が予想されるため、ライスの獲得は見送る可能性もあるようだ。
なお、ウェストハム側はライスをもう1シーズン残留させたいと考えている模様。契約は来年夏に満了するが、1年間の延長オプションがついているようだ。しかし、ライス側は契約延長を拒否。そのため、クラブも今夏の放出はやむを得ないと考えているという。今後の動向に注目だ。