レアル・マドリー、アセンシオのミドル砲&ヴィニシウス独走弾でバレンシア撃破!首位バルセロナを勝ち点5差で追い続ける

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Getty Images

レアル・マドリーは2日にラ・リーガ第17節延期分、本拠地サンティアゴ・ベルナベウでのバレンシア戦を2-0で制した。

前日にベティスを下した首位バルセロナとの勝ち点差は暫定8。マドリーがラ・リーガ逆転優勝を果たすためには、これ以上のつまずきは許されない。

アンチェロッティ監督は負傷明けのチュアメニ、カルバハルをベンチに置き、メンディ負傷の左サイドバックにカマヴィンガ、アンカーにクロースを起用。GKクルトワ、DFナチョ、ミリトン、リュディガー、カマヴィンガ、MFモドリッチ、クロース、セバジョス、FWヴィニシウス、ベンゼマ、アセンシオをスタメンとしている。

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ガットゥーゾ監督からボロ監督に指揮官が代わったばかりのバレンシアを相手にマドリーは試合を支配。モドリッチ、ベンゼマとプレーの創造主たちのチャンスメイクからアセンシオが決定機を迎えていった。まず4分、アセンシオはモドリッチのスルーパスからフリーでペナルティーエリア内に侵入しだが、そのシュートはGKママルダシュヴィリに阻まれる。また19分には、ロングボールをペナルティーエリア内で受けたベンゼマがヒールパスを送り、そこに詰めていた11番が再度シュートを打ったものの、こちらはバレンシアDFには弾かれた。

なかなかゴールを割れないマドリーは36分、ミリトンが負傷でプレー続行不可能に。アンチェロッティ監督は代わりにカルバハルを投入して、右サイドバックをカルバハル、そこに位置していたナチョをセンターバックとした。

マドリーは前半アディショナルタイム、CKからリュディガーがヘディングシュートでネットを揺らす。スピーカーから大音量でゴールを祝福するBGMが流れ、スピーカーが「ゴールを決めたのは…」と問いかけて観客が「リュディガー!」と叫ぶやり取りが何度も行われたが、直後マドリー側がファウルを犯した疑いでアルベロラ・ロハス主審はモニターをチェック。チェック後にはベンゼマのムサに対するファウルを取ってゴールを取り消し、さらにベンゼマにはイエローカードを提示している。

ベンゼマはマークにつくムサを手を使って引き離そうとし、その際に顔面を押していた。が、ムサは主審がVARで確認している間もずっとピッチに倒れ込んでいたが、そこまで強い打撃であったかは疑わしかった。いずれにしろ、試合はスコアレスのまま折り返す。

迎えた後半、マドリーは52分に今度こそ先制点を決めた。決めたのは、前半に決定機を逸し続けたアセンシオ。決めた方法は、皆が想像するあの無慈悲なミドルシュートだ。ペナルティーエリア手前右、ちょうど角のところ。アセンシオはベンゼマのバックパスを受けると、体重をうまく乗っけた左足を一閃。スピードある、真っ直ぐ伸びていくボールが、対角線上のサイドネットを揺らしている。

先制したマドリーは、それからわずか3分後に加点。ベンゼマのスルーパスからヴィニシウスが左サイドを抜け出し、そのままペナルティーエリア内右に入り込むと、右足のシュートでママルダシュヴィリを破った。アンチェロッティ監督はその後、体を痛めた様子のベンゼマの代わりにロドリゴ、さらにクロースとモドリッチとの交代でチュアメニ、バルベルデを投入している。

72分にはバレンシアのパウリスタが、自身を抜き去ろうとしたヴィニシウスの両足を刈ろうとして一発退場に。数的にも優位に立ったマドリーはその後も攻め続け、3点目こそ奪えなかったものの2点リードのまま試合終了のホイッスルを迎えた。2試合ぶり勝利の2位マドリーは、勝ち点を45として首位バルセロナとの勝ち点5差を維持している。

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