25日にヤンマースタジアム長居で国際親善試合が行われ、パリ・サンジェルマン(PSG)とアル・ナスルが対戦した。
2年連続のジャパンツアーとなるPSGは、去就が不透明のエンバペがツアーに帯同せず。ネイマールや新加入のリュカ・エルナンデス、アセンシオらが来日。新たに招聘されたと前スペイン代表指揮官のエンリケ監督は日本での試合がPSGの監督として初めての指揮となる。
C・ロナウド加入2年目を迎えるサウジアラビア・プロリーグのアル・ナスル。サウジリーグは今シーズンの夏に各クラブがビッグネームをこぞって補強。アル・ナスルにはインテルからブロゾヴィッチ、マンチェスター・Uからテレスらが加わっている。
また、C・ロナウドは6年ぶり7度目の来日に。日本でのプレーは、レアル・マドリーの選手として16年12月にクラブW杯で来日して以来7年ぶりとなって。
試合は拮抗した展開は終盤まで続くも、互いに譲らず試合終了の笛。スコアレスドローに終わった。C・ロナウドは不発に終わるも、オーバーヘッドシュートなどのプレーで観客を魅了。後半には終始観客から「ネイマール」コールが鳴り響くも、ブラジル代表FWの出場機会はお預けとなっている。
試合後、PSGのダニーロ・ペレイラがインタビューに応じ「プレシーズンということで、監督のコンセプトというのを非常に理解してプレーした。それが課題だったと思う。良いプレーをしたけど、結果的にゴールは決められなかった」と試合を振り返った。
また、ポルトガル代表ではチームメイトでもあるC・ロナウドとのマッチアップについても言及。CBとして何度も駆け引きする場面が見受けられていた同選手に対し「常に危険な選手。彼自身がまだ100%じゃないというのも分かってるよ。だけど、この試合中は彼に注意していなければ、一瞬でやられてしまう。現に2回ほど、非常に危険なゴールチャンスを与えてしまった。そして、同じ代表チームのメンバーとしては非常に尊敬する選手」と話した。
日本の文化については「アニメが好き」と明かしたダニーロ。観客や日本人の国民性についても印象的だったとコメントしている。
「日本のあの観客は非常に礼儀正しいと同時に温かく見守ってくれた。素晴らしいサポートだったし、サッカー選手であれば誰しも日本でプレーしたいと思うと思う。文化についてもとても尊敬しているよ」