ブラジル代表FWネイマールが、今夏の移籍劇について言及した。
ワールドカップ南米予選で8日にボリビア代表、12日にペルー代表との試合に臨むブラジル。ネイマールは試合前記者会見に出席し、今夏にパリ・サンジェルマン(PSG)から移籍したサウジアラビアでの最初の数週間を振り返っている。『MARCA』が伝えた。
サウジアラビアリーグの印象については「サウジアラビアのサッカーは同じだ。ボールは丸いし、GKもいる」と冗談を混じえ、サッカーに変わりは無いことを強調。さらに「サウジアラビアリーグに行った選手の名前を見ると...」とカリム・ベンゼマら数多くのスター選手のサウジリーグ参戦について自ら切り出し「フランスリーグ(リーグ・アン)よりいいかどうかは…わからないよ(笑)」と昨シーズンまで在籍していたリーグの名前を持ち出して比較をする皮肉なジョークを飛ばしている。
欧州の地を離れてサッカーの伝統がない国へ移籍ことについて質問されたネイマールは、バルセロナからPSGへの移籍を決めたときにもこのような批判を受けたことを引き合いに出し「気分良くプレーしたいんだ。サッカー選手がプレーするために何をしなければならないかは分かっている」と理由を説明し、意気込みも語っている。
「アル・ヒラルでタイトルを獲りたい。サウジアラビアリーグで優勝するのは簡単なことではないだろう。他のチームも強くなっているし、ビッグネームもいる。とても面白いリーグになることは間違いないし、それを目にすることになるだろう」
ブラジル代表FWは最後に「新しい文化だけど、自分の決断とこれからの未来に満足しているよ」とアル・ヒラルへの移籍に後悔がないことを強調。そして「僕がアル・ヒラルに行くことになったいきさつを知っている人はほとんどいないけど、誰も僕の人生について知る必要はないよね」と移籍の経緯については語ることはしなかった。