「お互いのサポーターが納得する判定をしてくれたのかどうか…」名古屋・長谷川監督、判定に不満を吐露
名古屋グランパスの長谷川健太監督は、湘南ベルマーレ戦の判定に納得がいっていないようだ。
23日の明治安田生命J1リーグ第9節で、湘南をホームに迎えた名古屋。勝てば首位に浮上するチャンスを手にしてこの一戦に臨んだが、2点差を追いつかれて2-2のドローで試合を終えることに。1ポイントの獲得にとどまり、勝ち点18で首位のヴィッセル神戸(勝ち点19)を追い抜くチャンスを逃した。
そしてこの試合の75分には、結果を大きく左右する出来事が発生。名古屋はマテウスのシュートが相手DFに当ってコースが変わり、ネットを揺らして追加点を奪ったかに思われた。しかし、その直前に山田直輝が名古屋のボックス内で接触して倒れたシーンがVARオンフィールドレビューの対象となり、さかのぼって判定が覆ることに。主審はPKを指示し、マテウスのゴールも無効となる。そして町野修斗にPKを決められ、同点に追いつかれていた。
試合後『DAZN』のフラッシュインタビューに応じた長谷川監督は、この判定に納得していないようだ。以下のように語っている。
「はじめにマッチコーディネーション・ミーティングで、『お互いのサポーターが納得するようなレフェリングをお願いします』というような発言をされてて、『その通りだな』と思ったのですが、どうでしょう。お互いのサポーターが納得するようなレフェリングをしてくれたのかどうかと」
「なかなか難しい判定だと思いますけど、映像を見る限りでは、PKではないんじゃないかなと思いますし、オフサイドも微妙な判定だったと思います。その辺は試合前に言ったように、今後はお互いのサポーターが納得するようなレフェリングに期待したいなと思います」
「今日の試合は、前半初めの頃は湘南に少し持たれましたが、持たせたというような形で、追加点がさらに取れていればいう形でした。2点目も取れましたし、良い展開だったと思います。こういう展開で勝ちきれないと、とは思いますが、展開の流れからいってこういう試合で落とすとダメージはでかいので、最後3点目を取りに行きながらもDFラインは集中して攻撃を跳ね返したと思います。悔しい勝ち点1ですが、ポジティブに、首位と1ポイント差に縮めたということで、次の試合に向けて準備していきたいと思います」