PSG会長、去就揺れるエンバペに警告…今夏の売却可能性も示唆「最高の選手がフリーで去ることはない」「新契約にサインしたくないのなら、ドアは開かれる」
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パリ・サンジェルマン(PSG)FWキリアン・エンバペの去就は、より注目が集まることになりそうだ。
PSGとの契約が今シーズンで最終年となっているエンバペ。レアル・マドリーが関心を示していると伝えられる中、本人は今夏の退団は望んでいないことを主張。しかし、クラブには契約を延長する意思がないことを伝え、契約満了での退団の意向を示していた。一方でPSGは、7月末までに契約延長に応じなければ売却すると伝えたという。
クラブの会長を務めるナセル・アル・ケライフィ会長は、ルイス・エンリケ新監督の就任会見に出席し、エンバペの状況について言及。来シーズンにエンバペをフリーで失うことに興味はなく、残留を望むのであれば新契約にサインしなければならないと警告していることが『GOAL』の取材により判明している。
「我々はエンバペに残ってほしいが、フリーで出て行くことはできない。それは私たちの口頭での合意であり、彼はインタビューで公言していた。だから議論の余地はない。彼がフリーで出て行くつもりだと知って、私は本当にショックを受けた」
「サッカーでは、最高の選手がタダでクラブを去ることはない。絶対にありえない。キリアンはファンタスティックな少年で、本当に紳士だから、とても残念だ。フリーで出て行って、フランス最大のクラブを弱体化させるなんて、彼らしくない」
さらに、ケライフィ会長は「だから来週か、長くても2週間以内に決断しなければならない」と、エンバペに去就の決断を急ぐように要求していることを明かし、合意できない場合には売却を示唆している。
「もし新契約にサインしたくないのであれば、扉は開かれる。彼にとっても、他の誰にとってもそうなんだ。クラブより偉い選手はいない。それははっきりしている」