マネのバイエルン退団裏側をマネージャーが激白…“殴打事件”にも「ザネが一線を越えた」

Thomas Tuchel Sadio Mane Bayern Munich 2022-23Getty Images

サディオ・マネのPRマネージャーを務めるバカリ・シセ氏は古巣となったバイエルン・ミュンヘンを非難している。『RMC』が伝えた。

昨夏にリヴァプールからバイエルンに移籍したマネ。退団したロベルト・レヴァンドフスキに代わる活躍が期待された同選手だが、ワールドカップ直前に負ったケガで長期離脱を余儀なくされ、チームメイトと衝突したことが伝えられるなど、新天地での適応に苦戦。デビューシーズンはリーグ戦25試合で7ゴールに終わると、今夏にアル・ナスルへの移籍が決定している。

シセ氏は「トーマス・トゥヘル監督はサディオがチームに加わってくれることを喜んでいるし、重要な役割を担ってくれると伝えた。しかし、彼は責任者が別の決断を下したことを知らなかった」と明かし、こう続けた。

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「トゥヘルは彼らの決定を受け入れた。シーズン終了後、トゥヘルはサディオに会い、『君がプレーすると約束したのに、ボスが君をプレーさせるなと言ったんだ』と告げた。サッカー的決断ではなかった。トゥヘルは操り人形の役割を演じた。バイエルンはトゥヘルによって運営されているのではなく、スタンドの老人たちによって運営されている」

また、昨季途中に起きたリロイ・ザネへの殴打事件についても言及。シセ氏はメディアの報道や世間の流れを嘆いた。

「欧州サッカーに詳しい人なら誰でも、ザネはとても慇懃無礼な男だと知っている。一方で、サディオはどこでプレーしても落ち着いた男ということを示してきた。つまりザネは一線を越えた」

「多くの間違ったことが言われた。ドイツメディアはザネを支持し、サディオを敵視した。サディオに50万ユーロの罰金を科されたと伝えたが、それは嘘だ。ザネは事件の後、サディオに謝罪した。なぜか? なぜなら、彼は自分がやらかしたことを知っていたからだ。彼(サネ)は何人かの選手に電話して言ったんだ。私はサディオに返事するよう伝えたよ。サディオはそれに応え、謝罪を受け入れたが、二度と同じことが起こらないようにと伝えた」

さらに、シセ氏は「サッカー的な決断ではなかった。サディオの年俸がドイツ人たちを悩ませた。彼らは、アフリカ人がクラブに加わって、誰よりも早くトッププレーヤーになることが理解できなかったんだ」と年俸も問題になったことを明かしている。