「マンチェスター・Uには良くないカルチャーがあった」選手へ厳格な姿勢貫くテン・ハーグがその理由を説明

20230903 Erik ten Hag
(C)Getty Images
【欧州・海外サッカーニュース】2022年夏にマンチェスター・ユナイテッド(プレミアリーグ)に就任したエリック・テン・ハーグ監督は、再建に向けて厳しい姿勢で取り組んでいる。

マンチェスター・ユナイテッドのエリック・テン・ハーグ監督は、チームに厳格な基準を設ける理由を明かした。

2022年夏にマンチェスター・Uの指揮官に就任したテン・ハーグ監督。昨シーズンは2年ぶりのトップ4フィニッシュを飾り、さらにクラブにとって6年ぶりのトロフィーとなるカラバオカップ制覇に導いた。

マンチェスター・U再建に向けて厳格な姿勢で取り組むテン・ハーグ監督だが、現在ジェイドン・サンチョと軋轢が生まれている。テン・ハーグ監督はサンチョのベンチ外について「毎日ある一定のレベルに達しなければならない」と発言。これを受け、選手はソーシャルメディアで「事実とはまったく異なる。僕は長い間スケープゴートにされている」などと投稿して指揮官のコメントに反発していた。

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これを重く見たマンチェスター・Uは、サンチョへの処分を検討しており、テン・ハーグ監督との問題が解決するまで同選手をチームトレーニングから外す決定を下した。謝罪が行われるまでチームに戻すつもりがないとまで伝えられている。

サンチョとの問題にフォーカスが当てられる中行われた15日のプレスカンファレンスでテン・ハーグ監督は「チームの基準をコントロールすることが私の仕事だ。昨シーズンに私が来る前、ここには良くないカルチャーがあったから、厳格な基準はクラブが私に求めていたものだ。過ちは厳格な基準に関する結果を得るまでのプロセスだ」と語り、以下のように続けた。

「チームの構築に関することだ。チームがすべてであり、チームは他の何よりも優先されるべきものだ。チームには全員にそれぞれの役割があり、全員が異なる存在だ。異なるキャラクターがいて、それらのキャラクターを管理しなくてはならない。しかし、いつだってチームが優先されるべきものだ」

また、元恋人などへの暴行疑惑が浮上してマンチェスター・Uへの帰還が遅れるアントニーに加え、サンチョもブライトン戦で起用できないものの、チームには試合に向けた良いムードがあるとテン・ハーグ監督は強調した。

「スカッドは強く、良い感じで、良いムードで、この状態で試合に臨める。シーズンには良くない時もあり、選手が負傷したり、他の理由でプレーできない時もある。だから、スカッドを築き上げている。起用できる選手たちのモチベーションは高い」

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