トゥヘル、渦中のルカクをベンチ外とした理由は?「怒っているわけじゃない。個人的な感情でもない」

チェルシーのトーマス・トゥヘル監督が、リヴァプール戦でベンチ外となったFWロメル・ルカクについて語っている。
現在大きな話題となっているルカクの状況。先日『スカイスポーツ』のインタビューで監督批判とも取れるような発言を残していたが、これがチェルシー側や代理人に無断で行われていたことが判明。トゥヘル監督は激怒し、2日に行われたリヴァプールとの大一番(2-2)でベンチ外としている。
編集部のおすすめ
そしてリヴァプール戦後の会見で、トゥヘル監督は3日にミーティングを行うことを問われると「質問される理由はわかるけど、答えないよ」とコメントを避けつつ、ベンチ外の決断は「選手への姿勢を示したのか?」との問いに以下のように答えた。
「チェルシーらしくないことだが、最悪なわけでもない。初めてのことではないし、インタビューは誰も必要のない騒ぎを引き起こす。でもこれは対処できることで、個人的に攻撃されたとも思わない。怒っているわけでもない。騒ぎが大きくなりすぎだ。金曜に対処できるかと思っていたが、土曜に新たな発言があり、大きくなりすぎた。試合への集中を欠いてしまった」
「そしてロメルと話し、インタビュー全文を読んだ。冷静さを保って失わないため、決断と深く検討するプロセスを遅らせ、慌てた決断からロメルを守ることにした。こういったゲームに向けて雑音が多すぎたから、今回の決断に至った。彼がプレーしないことは明白で、そこから集中することができた」
そして「私は個人的な考えや周囲のノイズで決断を下すわけじゃない。チームのために決断し、選手の意見を聞く。私の考えだけでやることはないよ。我々には信念があり、守るべきチームがある。定期的に5、6人の選手と話して、意見や内情を聞いて判断する。状況をより明確に把握し、より大きな基盤の上で決断したいんだ」と続けた。