指揮官退席も…サラー独走弾でリヴァプールが激闘制す!マンチェスター・Cは今季初黒星

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Getty Images
【欧州・海外サッカーニュース】プレミアリーグ第11節、リヴァプールはホームにマンチェスター・シティを迎えた。

現地時間16日、イングランド・プレミアリーグは第11節が行われ、リヴァプールはホームのアンフィールドにマンチェスター・シティを迎えた。

首位アーセナルを勝ち点1差で追いかけるシティと、ここまでわずか2勝で11位に沈むリヴァプール。近年のプレミアリーグを牽引してきた両雄によるビッグマッチだが、ここまで順位が開いての直接対決は久々となった。

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立ち上がりからボールを保持して主導権を握ろうとするシティに対し、リヴァプールはカウンターで迎撃。24分、ファビーニョのクサビのパスをジョタが右に展開し、ミルナーの折り返しにジョタが飛び込むもGKエデルソンがパンチング。こぼれ球をロバートソンが狙うも、強烈なシュートは枠を外れる。

シティの決定機は40分、カウンターからデ・ブライネがペナルティーエリア手前右から入れた柔らかいクロスを、ファーサイドのハーランドが頭で合わせる。しかし、ピタリと合ったヘディングはGKアリソンの正面に飛んだ。

一進一退のまま迎えた後半、53分にデ・ブライネのスルーパスに抜け出したハーランドはGKアリソンが飛び出してブロック。しかしこのこぼれ球をフォーデンが拾って角度のない位置から狙うと、ゴールの中にカバーに入ったゴメスに当たってネットを揺らす。

シティ先制かに思われたが、VARの結果、デ・ブライネに渡る前にハーランドからファビーニョへのファールがあったとしてゴールは取り消された。

すると直後、カウンターからサラーのアウトサイドクロスをファーサイドでフリーとなっていたジョタが頭で合わせる。しかし、これは枠を捉え切れない。

64分にはシティに決定機。ペナルティーエリア手前でボールを受けたハーランドの左足シュートはGKアリソンが横っ飛びではじき出した。

押し込まれる時間帯の続いたリヴァプールは73分、フィルミーノ、ファビーニョ、エリオットを下げ、ダルウィン・ヌニェス、ヘンダーソン、ファビオ・カルヴァーリョと一気に3枚替えを敢行し、勝負に出る。

すると迎えた76分、アリソンからのパントキックを最前線で受けたサラーが、巧みな反転でDFと入れ替わり独走。GKエデルソンとの1対1を冷静に沈め、リヴァプールが長かった均衡を破った。

これで点を取るしかなくなったシティが猛攻を仕掛け、リヴァプールは我慢の時間帯が続く。86分にはサラーへのファールが取られなかったことに激怒したクロップ監督がレッドカードを受け退席処分に。

指揮官を失ったリヴァプールだが、全員がサボらず、下がり過ぎずに激しい守備でシティの猛攻をしのぎきり、逆にカウンターから追加点のチャンスを得るも決めきれず。それでも、ハーランドを擁するシティの攻撃陣を完封したリヴァプールがホームで会心の勝利を手にした。

■試合結果

リヴァプール 1-0 マン・C

■試合結果

リヴァプール:サラー(76分)

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