復調チェルシー、敵地でレスターに快勝し公式戦3連勝!
現地時間11日、イングランド・プレミアリーグは第27節が行われ、チェルシーは敵地キング・パワー・スタジアムでレスター・シティと対戦した。
今冬に大型補強を敢行したにもかかわらず不振の続いていたチェルシーだが、前節ようやく白星を取り戻すと、続くチャンピオンズリーグではドルトムントに完勝し逆転でベスト8に進出。徐々に補強の成果が表れつつあるようだ。
この試合でも、先手を取ったのはチェルシー。11分、右CKが流れてペナルティーエリア左で拾ったクリバリが左足で折り返すと、サイドチェンジのようなクロスがファーサイドに飛ぶ。これをチルウェルが左足ボレーで捉えると、抑えの利いたボレーシュートが決まってチェルシーが幸先よく先制する。
さらに24分、ロングパスに抜け出したジョアン・フェリックスがGKウォードの位置をよく見て左足でループシュートを放つが、これが右のポストを直撃。36分にはロスタフ=チークの折り返しをJ・フェリックスが押し込んでネットを揺らすが、VARの結果、オフサイドの判定でノーゴールとなった。
決定機を決めきれないチェルシーに対し、レスターは39分、高い位置でボールを奪い、ドリブルを仕掛けたダカが思い切りよく左足を一閃。強烈なシュートがゴール右へと突き刺さり、レスターが同点に追いつく。
決定機を決めきれず、逆に追いつかれるというチェルシーとしては嫌な流れだったが、前半終了間際にエンソ・フェルナンデスの浮き球パスに呼応したハヴァーツが抜け出し、落ちてきたボールをダイレクトループで沈め、1点リードで試合を折り返すことに成功した。
後半、J・フェリックスに代えてギャラガーを投入したチェルシーは、1点を追いかけるレスターの攻勢をしのぎつつ、カウンター気味に3点目を狙う。75分には、抜け出したムドリクがネットを揺らすが、VARの結果、オフサイドの判定に。
追いつきたいレスターは76分、満を持してヴァーディを投入。しかし直後の78分、右サイドを抜けたハヴァーツが左足でクロスを上げ、ファーサイドのムドリクが頭で折り返したボールをゴール前に飛び込んできたコヴァチッチがカンフーボレーで押し込み、チェルシーが決定的な追加点を奪った。
ホームで意地を見せたいレスターだが、87分にファースが2枚目のイエローカードを受けて退場し万事休す。アディショナルタイムは7分と長く取られたが、チェルシーが余裕を持ったパス回しで時間を使いながら逃げ切り、公式戦3連勝を飾った。
■試合結果
レスター 1-3 チェルシー
■得点者
レスター:ダカ(39分)
チェルシー:チルウェル(11分)、ハヴァーツ(45+6分)、コヴァチッチ(78分)