移籍を望むデンベレへ…チャビ「PSGの提案には太刀打ちできない。退団の可能性は予測していた」
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バルセロナのチャビ・エルナンデス監督は、FWウスマン・デンベレがパリ・サンジェルマン(PSG)への移籍を望んでいることを認めた。
今夏にPSGからの関心が伝えられ、今後の動向が注目されるデンベレ。すでに本人はPSGと個人合意に達しており、クラブ間交渉が進んでいることがスペインやフランスの複数メディアで伝えられている。
チャビ監督は、プレシーズンマッチのミラン戦に勝利した後(1-0)、『TV3』のインタビューに応じ、デンベレが数日中にバルセロナを去るだろうと予想。それに対して「どうすることもできない」とコメントし、自身の考えを明かした。
「デンベレはバルセロナを去りたいと言っている。少しがっかりしているが、PSGからオファーを受けていて、その提案には太刀打ちすることができない。それが移籍市場だ。バルセロナを去りたい選手は、手放すしかない。そして彼の退団は、我々を弱体化させるだろう。しかし、この放出の可能性は予測していたことであり、我々は強くなる準備を整えている」
現在バルセロナは、ロベルト・レヴァンドフスキが前線のラインを統率。また、若手のアンス・ファティもプレシーズンマッチのミラン戦でゴールを決めるなど印象的なプレーを見せているが、13日にはヘタフェとの開幕戦が迫っている。さらに移籍市場の閉幕も1カ月を切っており、今後の動きに注目が集まっている。