リヴァプールのユルゲン・クロップ監督が、移籍市場で大きな動きを見せるサウジアラビアの移籍期限について言及した。イギリス『リヴァプール・エコー』がコメントを伝えた。
サウジアラビアのクラブは今夏、豊富な資金力を活かしてネイマールやカリム・ベンゼマ、エンゴロ・カンテらスターを多数引き入れ。リヴァプールからも、ロベルト・フィルミーノ(フリー)、ジョーダン・ヘンダーソン、ファビーニョがサウジアラビアに渡っており、現在はモハメド・サラーに対する関心も伝えられている。
さらに、サウジアラビアの移籍期限はイングランドの9月1日までに対して、9月20日までとされている。そのため、イングランドとしては移籍市場が閉鎖した後に選手を引き抜かれる脅威にさらされることになる。
クロップ監督はサウジアラビアの移籍期限について、「我々にとって快適ではないことは間違いないが、現実だ。我々の移籍市場が閉まった後、ほかの移籍市場が開いたままで、向こうが止まらない場合、我々はどうすればいいんだ?」と嘆き、ルール変更を望んだ。
「今シーズンに向けたチームはできているので、来週まで維持したいと思っている。閉まった瞬間から、我々は1月1日までそのチームでプレーしていくことになり、それは慣れていることだ。そして今、我々はそこへの問題(移籍市場閉鎖後の選手流出)に直面している。過去、少し前にロシアとの移籍市場でその問題があって、彼らは選手を獲得していたが、それほどクレイジーなお金ではなかった」
「これはまったく新しい状況で、誰にとっても挑戦的なことだ。我々はそれに対処する方法を学ばなければならない。我々には変更できないが、FIFAならこうやって(指を鳴らして)できるはずだ。彼らが望むかはわからないが、できるだろう」