韓国Kリーグ、若手選手成長のための取り組み。2021シーズンの数字にも反映

Minjun-Kim
(C)K League
【韓国サッカー(Kリーグ)ニュース】2021シーズンのKリーグ、若手選手の活躍がトピックとなっている。

2021シーズンの韓国リーグ(Kリーグ)は、ここまで11試合を消化。全12クラブがそれぞれ、全チームとの対戦を消化した。その中でも際立つトピックは、若手選手の活躍だ。

浦項スティーラースに所属する22歳のソン・ミンギュはこれまでに5ゴールを挙げて得点ランキング2位に位置。水原三星ブルーウィングスに所属する19歳のチョン・サンビンと蔚山現代に所属する21歳のキム・ミンジンも、それぞれ3ゴールをマークしている。

そして、水原FCのイ・ヤンジュンは17歳9カ月22日というKリーグ最年少出場記録を更新。当時は高校生だった。

Youngjoon-Lee

Kリーグでは2013年から、チーム内における若手選手の登録に関する規則が設けられた。すべてのクラブはスターティングイレブンの中にU-23選手を一人は含める必要がある。もしこの規則を守れなかった場合、交代枠が3選手から2選手に減らされることになるというのもその一つだ。

この規則の目的は、Kリーグの若手選手により多くの経験を積ませること、それによる成長の機会を与えることだ。規則は細かい修正の末にKリーグ1とKリーグ2いずれにも適用されることになった。すべてのクラブは先発に1人のU-22選手、スカッド内に2人以上のU-22選手が必要となる。

さらに、FIFA(国際サッカー連盟)が5人交代制ルールを適用してからの2021シーズン、より多くのU-22選手がピッチに立てる状況となった。それに伴い、2021シーズンのKリーグでは5人の交代枠をフル活用するための条件も定められた。

それは、「U-22選手を先発に2人以上を含める」、または「1人は先発、もう一人は先発外でも途中出場させる」という条件だ。その条件を満たした場合、5人の交代枠が使用可能に。逆に条件が満たされなければ、5選手の交代枠を使用できず、交代枠は従来の3選手までしか許されない。

U-22選手を重視する取り組みはすぐに数字にも表れ始めた。Kリーグ第11節を終えた段階で、U-22選手が得点ランキングの上位に占める割合が増しているのだ。昨シーズンに9.2%だった割合は今シーズン、15.5%まで上昇した。また、U-22選手の出場数は195試合から274試合まで増えた。リーグ内のU-22選手の数も45人から55人に増加している。

Minkyu-Song_Pohang

それに加え、KリーグはすべてのクラブにU-12、U-15、U-18のユースチームを設けることを義務付けている。GPSシステムや選手個々のビデオ分析ソフトなど、ユースチームの試合でも高度なテクノロジーを導入して発展を目指している。

また、Kリーグは2018年以降、準プロ選手のルールも新たに導入した。これにより、高校生やKリーグのユースチームの選手も準プロ契約を交わすことができ、トップチームでもプレーすることが可能となっている。

若手選手の育成に注力するKリーグ。リーグの財政力という面では現在、中国や日本、西アジアの国々から遅れを取っていることは否めない。若く才能のある選手の育成を促すための取り組みは、Kリーグが競争力を維持していくための鍵になる。

Kリーグはこれまでに、AFCチャンピオンズリーグ(ACL)を12度にわたって制している。これはアジアの中でもトップの数字だ。引き続きこのようなポジションを維持していくためにも、若手選手の発展は必要不可欠なものなのだ。

閉じる