ブッフォンが17年で2度目のスキャンダルに揺れる古巣に見解「ユヴェントスは失うものがない」

Buffon Juventus
Getty Images
【欧州・海外サッカーニュース】ユヴェントス(セリエA)についてOBのGKジャンルイジ・ブッフォンが語った。

パルマに所属する元イタリア代表GKジャンルイジ・ブッフォンが、古巣ユヴェントスなどについて語った。イタリア紙『ラ・スタンパ』のインタビューに応じている。

1995年11月に17歳9カ月でセリエAデビューを飾ると、45歳を迎えた現在まで長いキャリアを歩んできたブッフォン。昨シーズンから自身がプロとしてのキャリアを歩み始めたパルマへ復帰し、順風満帆の日々を送る。「僕はこれで十分に幸せだ。後戻りしたいとは思わない。いまに満足しているよ」と明かす。

だがブッフォンが19シーズンにわたって過ごした古巣のユヴェントスは現在、勝ち点を剥奪されるなど、不正問題に揺れている。2006年のカルチョスキャンダルにより1年間をセリエBで過ごした元ユーヴェGKが自身の見解を示した。

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「最大限の結果を得るために、この騒動における唯一のポジティブな点を利用していくべきだ。つまりユーヴェはもはや何も失うことがないということ。チャンピオンズリーグへ出場しなければならないとか、ナポリを追走しなければならないというプレッシャーが消え、気持ちが軽くなったはずだ」

「勝者であるが故に権力者として描かれるユーヴェに、もし17年間で2度目の厳しい処分が下されるとしたら、僕はこんな疑問を抱かざるを得ない。それは自らに鞭を打つ苦行者の権力なのか、それとも権力を打倒しようとする反権力によるものなのか」

さらにブッフォンは、セリエA9連覇を達成するなどクラブの黄金期を築いたものの、不正問題に絡んで辞職したアンドレア・アニェッリ前会長に言及。「ピッチ内に関しての話にとどまるが、会長の下でのあの10年間は再現不能なものだ。誰かがこれに匹敵する結果を出すまでに何年もの月日が流れるはずだ」と述べた。

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