リヴァプール退団のヘンダーソン、古巣の動きを評価「クロップが満足していると言ったのを見た。ということは…」

henderson(C)Getty Images

今夏にリヴァプールを退団したMFジョーダン・ヘンダーソンは、その経緯について『The Athletic』に語っている。

ヘンダーソンは2011年にリヴァプールへ加入。12年間でチャンピオンズリーグやプレミアリーグなどあらゆるタイトルを獲得した後、今夏にサウジアラビアのアル・イテファクへと完全移籍することを決断した。

リヴァプールは今夏、ヘンダーソンに続いてファビーニョも売却しており、主力選手の相次ぐ放出にはサポーターから批判の声も上がっていた。しかしヘンダーソンは、クラブのオーナー陣について「彼らは賢い。自分たちが何をしているのかわかっている」と評価し、こう続けた。

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「数日前、ユルゲン(クロップ監督)が移籍市場に『とても満足しているし、チームを愛している』と言っていたのを見たよ。ということは、出て行った選手たちはおそらく彼が望んだことで、入ってきた選手たちはおそらく彼がサインしたかったのだろう。だから、彼らにはプランがあったはずだ。『ジョーダンが行く、ファビーニョが行く、ミルナーが行く』なんて、直前になって言い出したわけじゃない。このオーナーシップでは特にそうだ」

「そして正直なところ、彼らはクラブの利益を一番に考えてくれているといつも感じていた。彼らは決してクラブからお金を引き出さない。スタジアムであれ、トレーニンググラウンドであれ、選手であれね。でも同時に、彼らはお金の使い道も賢い。自分たちの原則に忠実で、それが功を奏している」

さらに、2010年から現体制となったオーナーシップについて「ポジティブなことしか言えない。彼らはとても良い人たちだ。それは誰の目にも明らかだ。彼らがクラブにやってきて、今の地位を築き上げ、その間に成し遂げたことは本当に驚くべきことだった」とも評価している。