新生なでしこジャパンはアイスランドに敗戦…池田太監督「大きな展開で破られた」

なでしこジャパン(日本女子代表)は現地25日、アイスランド女子代表との国際親善試合を戦った。
今夏に行われた東京オリンピックをベスト8で終え、池田太監督下で新たなスタートを切っているなでしこ。10月には国内合宿が行われ、この11月の活動ではオランダ遠征に臨んでいる。
そして、アイスランド戦には成宮唯や長谷川唯、猶本光らが先発起用。主将はGK池田咲紀子が務めた。一方、岩渕真奈や田中美南、熊谷紗希らはベンチスタートとなっている。
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試合は早々の14分に動かされた。センターサークル付近でボールを奪われたところから右サイドに展開。スベインディス・ジェーン・ヨンスドッティルがドリブルでボックス内に持ち込んで自らシュートを放ち、ネットを揺らした。
反撃に出るなでしこは22分に小林里歌子がボックス手前中央やや距離のある位置からミドルシュートを浴びせたものの枠を外れる。
すると71分、スベインディス・ジェーン・ヨンスドッティルがディフェンスラインからのロングボール一本に抜け出す。ボックス右からの折り返しに合わせたベルグリンド・ビョルグ・ソルバルズドッティルにネットを揺らされた。
その後、長谷川に代えて田中美南を送り出すなど多くの選手を入れ替えていくなでしこだったが、岩渕は出場せず。0-2で初陣を落とす結果となった。
それでも試合後、池田監督は選手たちが試合の中で見せた修正力を評価している。
「選手たちはピッチ上の中で、短い準備期間の中で色んなことにトライしてくれたと思います。我々のできたところ、できなかったところを整理してまた成長していきたいと思っています。選手の組み合わせやコンビネーションが見られたと思いますし、守備のところでピッチ上での修正ができたところも見られたと思うので、選手たちを評価したいと思います」
一方、追加点はロングパス一本で崩される形となったが、池田監督はその点も次戦への反省点として挙げた。
「まずは選手のコンディションを整えることが一つ。我々がコンパクトにして守備をしたところ、大きな展開で破られたところもありましたので、そういったところをオランダ戦に向けて修正していきたいと思います」
なでしこは今後、現地時間29日にオランダ女子代表と対戦する。