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アジアカップ(女子)

5大会ぶりの優勝を目指す中国か、3連覇に邁進する日本か。女子アジア杯準決勝、試される守備の耐久力

19:28 JST 2022/02/03
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【サッカー日本代表 プレビュー】なでしこジャパン(日本女子代表)は2月3日、AFC女子アジアカップ・インド2022の準決勝で中国女子代表と対戦する。

■体力面と精神面もリフレッシュ

 なでしこジャパン(日本女子代表)は3日23時(日本時間)にAFC女子アジアカップ・インド2022の準決勝・中国戦を迎える。

 日本は4日前のタイ戦で7-0と快勝したことに加え、池田太監督が「今までと違って1日多い中3日でしっかり準備してきた」と話したように、体力面と精神面でリフレッシュして中国戦に臨めそうだ。

 タイ戦では、東京五輪で無得点だった菅澤優衣香が、急遽途中出場ながら4得点を奪って存在感を示した。今大会は、成宮唯や植木理子といった新戦力が活躍してきたが、経験豊富な選手の活躍もまた、チームの活力となっているに違いない。

 準々決勝では、優勝候補オーストラリアが敗れる波乱があった。東京五輪4位のオーストラリアは2023年女子ワールドカップの開催国でもある。

 エースのサム・カーが好調だっただけに、清水梨紗は「オーストラリアはいいチームだったので、正直対戦したかった」と話す。と同時に、「それは叶わなかったが、目指すものは変わらない。対戦相手がどこだろうがこれからも勝っていくだけ」と足元を見つめ直している。

■中国はここまで14得点

 一方、中国はベトナムとの準々決勝で、ディフェンスラインのパスミスから先制を許したが、その後3得点を奪って順当に勝利した。女子アジアカップ7連覇の経験を持つ中国は、現在FIFAランキング19位(日本は13位)。グループステージ最下位に沈んだ東京五輪後、監督交代が行われ、元中国女子代表のシュイ・チンシャー監督に再建が託された。

 今大会は攻撃陣が好調で、グループAを首位通過。今大会4得点のキャプテン11番のワン・シャンシャンは、屈強なポストプレーと基本的な止める・蹴るのスキルに長けた選手だ。

 パリ・サンジェルマン在籍時にAFCアニュアルアワード2018で年間最優秀選手賞(女子)を受賞した7番ワン・シュアンは、165cmと小柄ながら精度の高いパスを出すテクニシャン。今大会5得点を決めており、左足でのプレースキッカーも任されている。また、現在トッテナム・ホットスパーでプレーする18番タン・ジャーリーは唯一の海外組で、今大会3得点。高い決定力でフィニッシャーとして活躍しているため、途中出場の可能性も高い。

 中国はこの3人で計14得点中12得点を奪っており、日本はこれまでより守備に追われる時間が長くなるだろう。

 池田監督は前日会見で、前線には「スペシャルな能力」や「自由に動くクリエイティブな選手もいる」と個人名こそ挙げなかったものの、これら3選手を指していると見られる。「そんな選手をしっかり抑え、試合を通じて我々がゲームをコントロールすることができれば」と指揮官は見通すが、コントロールできない時間も重要になるはずだ。今大会は比較的出番の少なかった日本の守備陣が、どれだけ集中力を保ち続けられるかが、決勝進出への大きなポイントになる。

 強豪オーストラリアの敗退で日本が優勝に近づいたと思われるがゆえに、中国もこの機会を逃すまいと考えているに違いない。17時からの準決勝では、韓国女子代表がフィリピン女子代表を2-0で破り、史上初の決勝進出を決めている。

 5大会ぶりの優勝を目指す中国か、3大会連続の優勝に邁進する日本か。試合は23時キックオフ、DAZNでライブ配信される。