インテル、伊代表フラッテージ獲得へ基本合意か…54億円での買い取りOP付レンタルで

Davide-Frattesi(C)Getty Images

インテルが、サッスオーロに所属する23歳のイタリア代表MFダヴィデ・フラッテージの獲得へ基本合意に至ったと、イタリア紙『ガゼッタ・デロ・スポルト』が16日に伝えている。

ローマの下部組織出身のフラッテージは、2017年夏にサッスオーロへ加入。直後からアスコリやエンポリ、モンツァなどセリエBで武者修行を積み、2021-22シーズンからサッスオーロの主力として活躍を見せた。

ユヴェントスやミラン、ローマなどからも熱視線を浴びる23歳の争奪戦が注目を集めてきたが、イタリア紙はインテルが個人間で合意に至り、所属先のサッスオーロとも買い取り義務付きのレンタル移籍で基本合意にこぎつけたことを伝えている。

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買い取り金額は3500万ユーロ(約54億円)に設定されており、評価額500万ユーロ(約7億7000万円)のFWサムエレ・ムラッティエリがトレード要員としてサッスオーロに移籍する見込みとなっている。なお、インテルはムラッティエリを買い取りオプション付きのレンタルでフロジノーネに出しているため、これから50万ユーロ(約7700万円)で選手を買い戻し、フラッテージ獲得へ向けて準備を進める模様。残すは、スティーヴン・チャン会長のゴーサインと、余剰戦力の放出による資金確保となっているが、ライバルによる横やりを防ぐためにも、素早い行動が求められる。

インテルは、フラッテージがイタリア人選手であることに加えて、年齢や成長の余地、手ごろな年俸などを考慮しても「完璧」なプロフィールであると評価しているとのこと。現在、サッスオーロMFの年俸は70万ユーロ(約1億1000万円)だが、インテルでは約4倍にあたる年俸を準備しているようだ。