インテルに所属するイタリア代表DFフランチェスコ・アチェルビが12日、イタリア代表の合宿先で記者会見に出席し、チャンピオンズリーグ(CL)決勝を振り返った。
インテルの同僚マッテオ・ダルミアンやアレッサンドロ・バストーニ、フェデリコ・ディマルコやニコロ・バレッラとともに、イタリア代表メンバーに招集されたアチェルビ。インテルDFは合宿先のコヴェルチャーノで会見に出席すると、マンチェスター・シティに敗れて準優勝に終わったCLを振り返った。
「結局のところ、優勝カップを掲げられるかどうかが重要なのは事実だが、イタリアのカルチョにとって大切な1年になった。これが何かの間違いではなく、起点となることを願っている。ただ、シティに負けたことへの悔しさは少しある。『良かったぞ、良かったぞ』とは言われたが、優勝トロフィーを掲げなければ、何も残らない」
「自分たちが成し遂げたことを誇らしく思うべきだろうが、心残りも少しある。ピッチでは、あのシティを苦しめることができるという意識が足りなかったように感じた。『(ジョゼップ)グアルディオラのチームは強い』と何度も聞かされていたせいか、無意識にその影響を受けてしまったような気がする。シティだって、僕らのことを恐れていたはずだ。CLのタイトルをミラノへ持ち帰れるように全力を尽くしたが、非常につらいし、残念だ」
さらにインテルDFは、ラツィオ時代の2020-21シーズンのCLグループステージ以来となったFWアーリング・ハーランドとの対戦に言及。「アーリングは、僕が3年前にドルトムントと対戦した時から、2倍の価値のある選手になった。極めて偉大なFWだ。だが、僕らも素晴らしい組織力を見せたと思う」と語った。