フランスサッカー連盟の会長がエンバペのパリ五輪出場を希望「歴史を刻むような大会にしなければならない」

 Kylian-Mbappé(C)GettyImages

フランスサッカー連盟の会長に就任したフィリップ・ディアロ氏は、来年に開催されるパリオリンピックにキリアン・エンバペがフランス代表として出場することを望んでいるようだ。『ル・モンド』が伝えた。

パリで開催されるオリンピックまであと1年余り。東京五輪でグループステージを突破することすらできなかったフランスとしては、今大会での成功が求められている。フランスサッカー連盟のディアロ会長は、来年のパリ五輪に向けて「我々は最強のチームを作らなければならないし、我々の野望を支えるような名前を全員が考えている」と主張し、「すべてのアスリートにとっての夢」となる五輪にエムバペをオーバーエイジとして招集したい思いを口にした。

「キリアンは、ホームでの勝利に貢献したい、重要な存在になりたいと考えている。前の大会では結果を残すことができなかったが、もう二度と同じことを繰り返したくない。(パリで)100年ぶりに開催されるこの大会は、歴史を刻むような大会にしなければならないんだ。優先されるべき国益というものがある。世界中が私たちに注目しているんだ。キリアンをキャプテンとして、最高のチームを作らなければならない。彼は自分の遺産を残し、金メダルを獲得したいと思っている」

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問題点としては五輪前に欧州選手権も控えており、次のリーグ戦への日程を考えても五輪出場は難しいという見解がある。また、クラブとしても五輪出場をOKするかはわからない状況だ。エンバペは自国開催の五輪に出場することになるのだろうか。