「哀れなユーヴェの末路。問題の始まりはC・ロナウド獲得」フィオレンティーナ会長が皮肉

Udinese Juventus Ronaldo
Getty
【欧州・海外サッカーニュース】ユヴェントス(セリエA)の問題に、フィオレンティーナのロッコ・コミッソ会長が言及した。

フィオレンティーナのロッコ・コミッソ会長が27日、イタリアメディア『メディアセット』のインタビューでユヴェントスに皮肉を述べた。

コッパ・イタリア準決勝において、クレモネーゼを下して9年ぶりの決勝進出を決めたフィオレンティーナ。イタリア系米国人の会長は、ヴィンチェンツォ・イタリアーノのチームの快進撃に満足感を示した。

「非常にうれしく思っている。監督と選手たちには感謝したい。フィオレンティーナが今シーズンの新星だって? 私自身は何もしていない。アメリカからお金を持ってきただけだ。イタリアーノに対する評価? 今回が彼にとって初めての決勝だが、非常に優秀な指揮官だ。偉業を成し遂げている。私は、彼が批判されていた時も、常に支えてきたつもりだ。チームの転機となったのは、選手たちや監督ではなく私に矛先を向けるようにと伝えた時だと考えている。それに私が自分のチームの選手を批判することは決してない。私はそういう人柄なんだ」

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続いてコミッソ会長は前経営陣の不正を巡って裁判が続けられているユヴェントスに言及すると、皮肉を述べた。

「我々にとっての問題は収益状況だ。したがって獲得は一定の選手たちとし、ユヴェントスのような末路をたどるわけにはいかない。それでもユーヴェには4億ユーロ(約590億円)の収入があったがね。哀れなユーヴェの問題の始まりは、クリスティアーノ・ロナウドの獲得だ。そこから現在の状況に至っている」

「そうした状況は、20年前に破綻したフィオレンティーナでは決して起こらないだろう。このチームがどこまでたどり着けるのかは分からないが、それぞれに夢がある。私には私の夢があり、どこまでたどり着けるかを見守ってみよう」

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