サウジ・プロフェッショナルリーグのアル・イテファクは、MFフィリペ・コウチーニョの獲得を狙っているようだ。
国営の投資ファンド『PIF』による国内4強(アル・ナスル、アル・ヒラル、アル・イテハド、アル・アハリ)の買収が成立し、巨額の資金を武器に今夏の移籍市場で次々にスター選手と契約するサウジ・プロフェッショナル・リーグ。昨年のクリスティアーノ・ロナウドに始まり、すでにカリム・ベンゼマやエンゴロ・カンテ(共にアル・イテハド)の移籍も決定すると、さらに3日にはクロアチア代表MFマルセロ・ブロゾヴィッチもアル・ナスルと契約を結んでいる。
そんな中、4強以外のクラブも積極的に移籍市場で動いている模様。アル・イテファクは3日にスティーブン・ジェラード監督の就任を発表したが、同指揮官の下でビッグネームの獲得を狙っているようだ。
『CBS Sports』によると、アル・イテファクは現在コウチーニョの獲得に動いている模様。ジェラード監督が指揮していた2022年1月にアストン・ヴィラに加わると、同指揮官の下では30試合で5ゴール3アシストマークしていたが、監督交代後は出番を減らし、3月以降はプレミアリーグで1試合も出場していないなどクラブで厳しい立場が続いている。
アル・イテファクはこの状況を注視しており、31歳のブラジル人MFの獲得に動く可能性が高いという。またアストン・ヴィラ側も、契約を3年間残すコウチーニョの売却を歓迎するとも伝えられた。
またイギリス『ガーディアン』などに寄稿するベン・ジェイコブス記者によると、アル・イテファクのトップターゲットはコウチーニョだが、その他ジェシー・リンガードも補強候補になっている模様。さらにサディオ・マネとの契約を狙うなど、4強に続きビッグネームの補強を画策しているようだ。