「ミーティングはたった5分。衝撃的だった」トゥヘルがチェルシー解任時の胸中明かす

Thomas Tuchel Chelsea 2022-23
Getty
【欧州・海外サッカーニュース】昨年9月にチェルシーから解任されたトーマス・トゥヘル監督は、3月末にバイエルン・ミュンヘンの指揮官に就任した。

現在バイエルン・ミュンヘンを指揮するトーマス・トゥヘル監督は、今季序盤のチェルシー解任時の思いを明かした。

2021年冬にフランク・ランパード監督の後任として、チェルシーの指揮官に就任したトゥヘル監督。その半年後にはチャンピオンズリーグ制覇を果たしたが、それから約1年後の昨年9月の憂き目にあった。そしてその後、3月末にユリアン・ナーゲルスマン監督の後任としてバイエルンの新指揮官に就任している。

そして1日のドルトムント戦を前にした会見で、ドイツ人指揮官はチェルシーで解任された当時の心境を明かした。

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「衝撃だったよ。トレーニングセンターに向かって運転していた時、それを感じていた。ミーティングは普通じゃなかったよ。朝の8時に行われたが、とても短く、わずか3分~5分だったね。その決定は正直言って我々全員にとって衝撃だった。私も長い時間をかけて話をするようなムードでもなかった」

「我々全員が正しい軌道に乗っていると思っていて、より大きなものを成し遂げられると感じていたし、もっと長期間いたかった。今でもつらいものだ。彼らを日常的に見ることができなくなってしまった。私はこの仕事を愛しているし、情熱もある。我々は特別なつながりを築いていた。コロナやブレグジットを経験し、オーナーシップも変わった」

「我々はとても強力なグループだった。でも、あの決定は私がどうにかできるものではなかったよ。私はもうあのグループの一員ではない。家族のように感じたあのグループの一員ではないんだ」

そしてトゥヘル監督は、バイエルンでの新たな挑戦に向けても語った。

「私の家族はこの近くに住んでいる。アウグスブルクで働いていたときに何年間もアリアンツ・アレナの前を運転していた。私は今とても良い感じで、毎日を楽しんでいる。地元の近くで働けることは特別なことだ」

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