ペップ交代策が的中!マン・C、マフレズ弾でチェルシーに勝利…首位アーセナルと5p差に
プレミアリーグは5日に第19節が行われ、チェルシーとマンチェスター・シティが対戦した。
直近のリーグ戦7試合でわずか1勝(3分け3敗)で10位まで転落するなど苦しむチェルシーと、首位アーセナルを8ポイント差で追う2位マンチェスター・C。プレミアリーグ屈指の強豪同士が、スタンフォード・ブリッジで激突した。チェルシーではハヴァーツやシイェシュ、チアゴ・シウバらが先発し、マンチェスター・Cではハーランドやフォーデンらがスタメン入りしている。
試合序盤はマンチェスター・Cがボールを握る中、3分にチェルシーにアクシデント。古巣対戦となったスターリングが相手との接触で足を負傷し、開始早々にオーバメヤンとの交代を余儀なくされた。その後もマンチェスター・Cにボール保持を許すチェルシーだが、16分にはプリシッチがボックス内で決定機を迎える。しかし、このシーンでストーンズのブロックにあったアメリカ代表FWも足を痛めることに。19歳FWチュクエメカと交代となった。チェルシーは前半の早い段階で2枚の交代カードを切ることになる。
その後も前半はマンチェスター・Cがボールを握り、チェルシーが自陣で構えてカウンターを狙う展開に。マンチェスター・Cは38分、ギュンドアンのパスに抜け出したハーランドがシュートまで持ち込もうとするが、クリバリのチェックに阻まれる。一方のチェルシーは44分、チュクエメカのシュートがポストに直撃。両者良いシーンを作ったが、スコアレスのまま前半を折り返す。
やや攻めあぐねていたマンチェスター・Cは、後半頭から2枚替え。ウォーカーとカンセロを下げてリコ・ルイスとアカンジを投入し、状況の打開を図る。すると51分にはアケのヘッドがポストを叩き、59分にはデ・ブライネがフリーで際どいシュートを放った。一方のチェルシーも、56分にチアゴ・シウバのシュートがポストを直撃。互いに決定機を迎えるなど、テンションが高まっていく。
先制点のほしいマンチェスター・Cは、フォーデンとベルナルド・シウバに代えてマフレズとグリーリッシュを投入。次々に攻撃的なカードを切っていく。するとこの交代策が的中。64分、デ・ブライネのパスを受けたグリーリッシュがダイレクトでクロスを送ると、ファーサイドに詰めたマフレズが押し込んだ。アウェイチームが待望のリードを奪う。
劣勢のチェルシーは、68分に一挙3枚を交代。途中出場のオーバメヤンやシイェシュ、ククレジャに代えてギャラガー(22歳)、ハッチンソン(19歳)、ホール(18歳)と若手選手をピッチに送り出した。その若手選手たちが勢いよく仕掛けてリズムを作るものの、ゴールが遠い。結局試合はこのまま終了し、マンチェスター・Cが1-0でチェルシーを下している。
この結果、勝利を取り戻したマンチェスター・Cが勝ち点39に到達。首位アーセナルとの差を「5」に縮めた。一方のチェルシーはこれで直近6試合で4敗目(1勝1分け)。勝ち点25のまま、10位から浮上できなかった。