ひざの靭帯を負傷した田中碧、やはり今季終了か…デュッセルドルフ監督「非常に難しいと考える」

ブンデスリーガ2部フォルトゥナ・デュッセルドルフのダニエル・ティウーネ監督は、日本代表MF田中碧が今季中に復帰する可能性は低いと見ているようだ。

田中は、先月9日に行われたアルミニア・ビーレフェルト戦（2-2）で右ひざの内側じん帯を断裂。一部メディアでは今季中の復帰は難しいと伝えられていたが、本人はドイツ紙『ビルト』で「今シーズン最後の試合、カイザースラウテルン戦に出場できることを願っています」と最終節での復帰を目指していることを明かしていた。しかしティウーネ監督は、先週の記者会見で「やや前向きな見方だろう。我々は彼がどれほど一生懸命に取り組んでいるか知っているし、様子を見よう」と語りつつも、「彼のケガは普通ならシーズンが終了するようなものだ」と指摘していた。

そしてティウーネ監督は、13日のザンクト・パウリ戦に向けた会見でも今季中の復帰に懐疑的な見方を示唆。離脱中のメンバーの状態を報告する際には、改めて「アオ・タナカも欠場が決定している。我々は彼が今シーズン中にピッチに戻ることすら非常に難しいと考える」と述べている。

直近の2試合でアペルカンプ真大が4ゴールに絡む活躍を見せているデュッセルドルフは、3位ハンブルガーSVと勝ち点差4の5位に位置。入れ替えプレーオフに回る3位争いが最終節までもつれ込む可能性もあるだけに、練習復帰を果たしたとしても田中の実戦での起用は難しいかもしれない。

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