堂安律、開幕戦ベンチスタートの理由は?加入後最短出場にフライブルク指揮官「リツは歯に…」
フライブルクのクリスティアン・シュトライヒ監督は日本代表MF堂安律が先日のホッフェンハイム戦でベンチスタートとなった理由を明かしている。
昨夏にPSVから加入した堂安はフライブルクでの1シーズン目では消化試合となったヨーロッパリーグ、ひざの問題でのリーグ戦と2戦のみ欠場。公式戦45試合に出場し、そのうち40試合は先発メンバーに名を連ね、主力メンバーに定着していた。
しかし、新シーズンは今月13日のDFBポカール1回戦の5部オーバーアッヘルン戦(2-0)にはスタートするも、19日のブンデスリーガ開幕節のホッフェンハイムとのアウェーマッチ(2-1)には84分から途中出場。加入後最も短い出場時間となり、現地では昨シーズン終盤から好調を維持するハンガリー代表FWローランド・サライにポジションを奪われたとも伝えられていた。
26日の第2節ブレーメン戦に向けた記者会見で記者が「ローランド・サライがリツ・ドウアンをベンチに追いやったが…」と問おうとすると、その表現にシュトライヒ監督は首を振りながら「それはちょっと違う」と反応。2試合2ゴールと好調なスタートを切ったサライについての質問に答える前に堂安のベンチスタートに関して説明した。
「リツは歯にかなりの問題を抱えていた。それが理由だ。ベンチに置かずメンバーから外すことも検討していたんだ。試合までには収まったけど、木曜日にはまだ1本の歯がまるごと炎症を起こし、措置を受けなければいけなかった」
なお堂安とサライは右ウィングと主なポジションこそ被るも、4バックフォーメーションでは1人がセカンドストライカーの位置に動かされることなどでこれまでも数多くの試合で共演。3バックの場合、堂安が1.5列目のより中央に置かれ、サライが右ウィングバックでプレーする起用法も見られ、シュトライヒ監督も2人を1つのポジションに固定しない考えのようだ。