フランクフルトが公式ウェブサイトで、同クラブの選手におけるブンデスリーガ最年長出場記録を塗り替えた元日本代表MF長谷部誠にスポットライトを当てている。
長谷部は20日に行われたブンデスリーガ開幕節ダルムシュタット戦に途中出場し、1-0での白星スタートに貢献。39歳7カ月2日で出場したため、西ドイツ代表に選ばれたこともあるGKウリ・シュタイン氏が1994年4月に39歳5カ月17日で打ち立てた記録を更新し、ついにクラブのブンデスリーガにおける歴代最年長出場選手となった。
そして、長谷部は近々にまたもクラブの歴史に名を刻む見通し。クラブによれば、元西ドイツ代表MFルディ・ボマーが1997年4月にブンデスリーガ2部で樹立した39歳7カ月17日での出場記録更新に迫っているとのこと。所属リーグやコンペティション問わず、来月半ばのボーフムとのアウェーマッチでクラブの歴代最年長出場選手となる可能性が指摘されている。
また、ウェブサイトでは本人のダルムシュタット戦後のコメントも紹介。「記録的プレーヤーになったのはとても誇らしく思います。でもより大事なのは1戦目、ホームでのダービーで3ポイントを獲得したことです!」と語り、チームファーストを強調した。また、フランクフルトに加わってから記録した2ゴールはいずれもダルムシュタット相手だった長谷部だが、「今回は残念ながらチャンスが訪れませんでした」と笑いながら返したという。
なお、長谷部はこれまでブンデスリーガで通算377試合に出場し、外国人選手ランキングにおいては現在3位に位置。384試合で2位につける現バルセロナのFWロベルト・レヴァンドフスキの出場記録を年内に超える可能性を控えるものの、首位の元ペルー代表FWクラウディオ・ピサーロ氏の490試合を上回るのはまだ先のことになりそうだ。