W杯メンバー入りの田中碧が負傷離脱…デュッセルドルフ監督、代表合流後の復帰の可能性を示唆
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ブンデスリーガ2部フォルトゥナ・デュッセルドルフに所属する日本代表MF田中碧はカタール・ワールドカップ(W杯)までのクラブでの試合を欠場することになるかもしれない。ドイツ紙『ビルト』が伝えている。
先月29日に敵地で行われた第14節ホルシュタイン・キール戦(2-1)に先発の田中はこの試合の83分に負傷交代。その後、クラブは同選手が膝の関節包を痛めたため、「少しの間」の離脱を強いられることを報告。また、「そこまでひどくなくて良かったです。またすぐに練習に戻れると思います」との本人のコメントも伝えていた。
そして、ダニエル・ティウーネ監督は田中の復帰時期について言及。5日のザンクト・パウリとのホームマッチに向けて、「少なくともこの試合は欠場となる。そして、これに出れなければ、あと6日間しかない。すると、良い回復プロセス、たくさんの運、そして教会でもう1本多くのろうそくが必要となる」と表現し、8日のハノーファー戦、11日のカイザースラウテルン戦も欠場となる可能性を示唆した。
一方で、同監督は「ひょっとしたらもう一度彼の姿を見ることができるかもしれない」ともコメント。「もしそうならなかったら、彼がW杯でなるべく早い段階でまたピッチに立てることを祈っているよ」と語り、日本代表W杯メンバー入りについてはこう続けている。
「彼自身に限らず我々全員にとっても、彼が重傷を負わなかったこと、大きな夢が打ち砕かれなかったことはとても大事なことだ。そうなっていたら彼も我々も辛かっただろう。我々はテレビをつけて、彼の走る姿を見れれば嬉しく思うし、より早く復帰できれば、それも嬉しく思う」