ボルシアMGに悔しい敗戦も前を向く浅野拓磨「求められてることを100%やることに尽きる」

Asano-takuma
(C)Getty Images
【欧州・海外サッカー ニュース】ブンデスリーガ第31節で敵地に乗り込んだボーフムは、ボルシア・メンヒェングラッドバッハに0-2で敗れた。

ボーフムのMF浅野拓磨は、敗戦の悔しさを口にしつつ残り3試合についての思いを語った。

前日にシャルケが勝利したことで降格圏に落ちていたボーフムは、再び残留圏内に戻るため、敵地でのボルシアMG戦に挑んだ。試合はオールコートマンツーマンの守備が機能する時間帯こそあったものの、うまく相手に外される時間が増えると前半のうちに失点。後半はボールを握りながら攻め込んだが、最後のところでネットを揺らせず。後半アディショナルタイムの失点もあって0-2で敗れた。

チームとして勝ち点が欲しかった中での敗戦。試合後、浅野は「チームとして悪いゲームではなかったと思います」と語りつつ、「最後の最後で(相手に)2点目を決められたところと、(自分たちが)決めきれなかったところ。やはりなかなか決められないと厳しくなるなという試合だった」と悔しさを明かした。

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浅野自身のパフォーマンスは決して悪くなかった。前線からの激しいプレッシングでボールを奪えば、終盤にはサイドに回ってクロスからチャンスメイクを図った。特にボールを収めた時は、巧みにボールを配給して多くのチャンスを創出。周りの動きがあれば、さらにチャンスを作れる機会もあった。

ただ、浅野は「もっとボールを失わない力が必要になってくる。今日もボールを収めた時に失ってしまう場面もあった」と語り、「もちろん(周りに)動いてくれとは思いますけど、それと同時に、それでも失わない力が必要になってくると思う。そこが自分の課題かなと思います」と自身に矢印を向けている。

残留争いの真っ只中にいるボーフム。残り3試合も厳しい戦いが予想されるが、浅野は「個人的にはやれることはたくさんあると思う」と語り、自身の思いを明かした。

「チームとしても、個人的にも、もっとやれることはめちゃくちゃあるなと思います。ただ、それをチームとしてやろうとするかどうかというところ。とにかく僕はチームどうこう関係なく、守備のところもそうですし、局面のところで負けないこと。それが自分のプレーのアピールにつながると思う。チームが負けたとしても、自分は良いプレーができているという試合をしていくしかない。その結果、チームが勝てたらより良いですし、僕がやることはそんなに変わらないかなと思います。まずは求められてることを100%やることに尽きるかなと思っています」

残り試合に向けて「ある意味、個人に集中するしかない環境でもある。一番は点を取らないといけないし、試合の中でアピールできるようにやらないと。そういう気持ちで臨んでいます」と語った浅野。ここから結果を残すことでチームを残留に導けるか注目したい。

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