優勝争いに決定的な影響も?ドルトムントの試合で誤審が発覚…主審「アデイェミの場面はPK」

20230429 Stegemann Adeyemi
(C)Getty Images
【欧州・海外サッカーニュース】ブンデスリーガ残留争い中のボーフムと、リーグ首位のドルトムントによる一戦は1-1のドローに終わった。

ブンデスリーガでレフェリーを務めるサッシャ・シュテーゲマン氏は、ボーフム対ドルトムント戦での誤審を認めた。

28日に行われたブンデスリーガ第30節で、ドルトムントはボーフムと敵地で対戦。開始早々に先制を許したが、直後にカリム・アデイェミのゴールで追いつくことに成功。しかし逆転とはならず、1-1のドローに終わった。前節首位に浮上していたドルトムントだが、これで30日の2位バイエルン戦の結果次第では再び2位に転落することになる。

しかしこの一戦では、際どい判定が注目を集めることに。65分、アデイェミが相手ペナルティエリア内で倒されたような場面があったが、シュテーゲマン主審は笛を吹かず。またVAR担当のロベルト・ハルトマン氏もその判定を指示し、ドルトムントにPKは与えられなかった。だがこの判定には多くの疑問の声が上がっていた

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そして試合翌日、シュテーゲマン氏はドイツ『WDR2』でミスを認めた。「非常に腹立たしいし、クソみたいな気分だ」と話し、思いを続けた。

「ほとんど眠れない夜だった。平気ではない。適切な判定を下せなかったら最悪な気分で目が覚めるものだ。あの場面を見てほしい、アデイェミの状況は、ドルトムントのPKだった。ピッチ上ではそう見えなかった。レフェリーとして、私にはピッチ上で不用意にビデオ・アシスタント・レフェリーを使わずにあの場面を明確にする権利がある」

主審が誤審を認めた今回の一戦。ブンデスリーガの優勝争いに大きな影響を与えることになるかもしれない。

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