ラ・リーガで首位独走のバルセロナ、ラージョに1-2で敗戦…公式戦ここ5試合わずか1勝と急失速

Gavi Barcelona Rayo on ground 2022-23
【欧州・海外サッカー ニュース】優勝街道をひた走るバルセロナが急激にペースを落としている。

26日のラ・リーガ第31節、バルセロナは敵地バジェカスでのラージョ・バジェカーノ戦を1-2で落とした。

2位レアル・マドリーがジローナに2-4で敗れたことで、勝ち点差を14まで広げられる可能性がある首位バルセロナ。だが、あまりに優勝に近づき過ぎて、残り試合が“トラミテ(手続き)”になったのかもしれない。

バルセロナの先発メンバーはGKテア・シュテーゲン、DFクンデ、アラウホ、マルコス・アロンソ、バルデ、MFフレンキー・デ・ヨング、ペドリ、ガビ(ブスケツは出場停止)、FWハフィーニャ、フェラン・トーレス、レヴァンドフスキ。ローテーションせずに主力を起用したものの、ラージョが狭いピッチで実践するハイプレスフットボールに苦戦すると、19分に失点。カメージョのポストプレーから、アルバロ・ガルシアに対角線上にシュートを決められている。

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ビハインドを負ったバルセロナは、レヴァンドフスキがGKディミトリエフスキと1対1になる場面やアラウホが決定機を迎えたものの決め切れず。1点差のまま試合を折り返すと、53分にまたもラージョのゴールを許してしまった。中盤でフラン・ガルシアがフレンキー・デ・ヨングからボールを奪取。来季レアル・マドリーに復帰する左サイドバックは、そのままペナルティーエリア内に侵入して左足のシュートでネットを揺らしている。

チャビ監督は57分に交代カードを切り、マルコス・アロンソ、フェラン・トーレスを下げてジョルでジョルディ・アルバ、アンス・ファティを投入。また69分にはまだ本調子ではない様子のペドリとの交代でケシエもピッチに立たせた。

すると83分、ケシエの放ったミドルシュートがラージョDF陣に当たってペナルティーエリア内にこぼれ、猛然とそこに駆け込んできたレヴァンドフスキが左足のシュートで4試合ぶりのゴールを決めた。1点差に詰め寄ったバルセロナはその後もあきらめずラージョゴールに迫ったものの、結局1-2で試合終了のホイッスルを聞くことになった。

この結果、首位バルセロナと2位レアル・マドリーの勝ち点差は11のままとなった。優勝レースで独走するバルセロナだが、ここ4試合の成績は1勝2分け1敗(1勝は1-0だった前節アトレティコ・マドリー戦)で、コパ・デル・レイ準決勝マドリー戦(0-4)含めれば1勝2分け2敗と急激に勝てなくなっている。

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