ピケ、今季途中の現役引退の理由を語る「16時キックオフの試合前に昼食を食べて太陽を浴びて…そうやってプレーするのが辛くなってきた」
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今季途中に現役引退を発表した元バルセロナDFジェラール・ピケ氏が、その理由について語っている。
昨年11月に突としてスパイクを脱ぐことをアナウンスしたピケ氏。スペイン『エル・パイス』とのインタビューに応じた同氏は、その理由としてフットボールをプレーすることから刺激を受けづらくなっていたことを挙げている。
「長い間プレーしてきたが、スタジアムによってはそこに行くのも辛くなってきた。16時にキックオフされる試合で、昼食を食べて太陽を浴びて……そういうのが辛かったんだ。正直にならないといけない。自分にはもう期待が持てなかったし、新しい挑戦を必要としていた。チーム内で自分が以前ほど重要な存在ではないと感じていたんだよ」
「良い気持ちで過ごせていなかった。だから、正しい選択をしたと思っている」
引退の理由の一つには、契約内容や年俸に関してジョアン・ラポルタ会長との不和があったともされている。
「ジョアンとは2008年以降、いつだって良い関係にあった。あらゆることを面と向かって話してきたよ。もちろん長い付き合いがあって、信頼を置いている人だから、緊張した関係になることもあった」
「選手が引退するときには、難しい話し合いをすることになるが、でも僕たちはいつも通りだった。友人、仕事仲間、家族との間に起こるようなことだよ」
コロンビア人歌手シャキーラさんと別れ、23歳の新恋人クララ・チアさんとの間に新しい命を授かるなど、最近はプライベートで大きな話題を提供しているピケ氏。何よりも自分自身の意思に従うことが大切であると説いている。
「死ぬ時に後ろを振り返って、自分の望み通りのことをしていたならばいいね。僕は自分自身に正直でありたい。自分のイメージを綺麗にするために金なんて払いたくないんだ」