絶好調アトレティコ、ラージョも撃破でここ12戦9勝3分け!2位レアル・マドリーとの勝ち点差を2まで縮める
9日のラ・リーガ第28節、アトレティコ・マドリーは敵地バジェカスでのラージョ・バジェカーノ戦に2-1で勝利した。
ラ・リーガここ11試合で無敗(8勝3分け)を貫くなど絶好調で、前日ビジャレアルに敗れた2 位レアル・マドリーとの勝ち点差を、ついに2まで縮めるチャンスを手にしたアトレティコ。シメオネ監督はこのラージョ戦、GKオブラク、DFモリーナ、サビッチ、ヒメネス、エルモーソ、カラスコ、MFジョレンテ、コケ、デ・ポール、FWモラタ、グリーズマンを先発で起用している。
7試合勝利から見放されている低調ラージョを相手にして、アトレティコは前半に2分間で2ゴールを記録。まず22分、速攻からペナルティーエリア内に入り込んだモリーナが冷静にシュートを決め切り、その24分にはCKから絶好調エルモーソがヘディングでネットを揺らしている。なお先制点を決めたモリーナは、母親が亡くなりこの試合を欠場したアンヘル・コレアの背番号10のユニフォームを掲げていた。
2点のリードを得たアトレティコはその後、ラージョの攻撃を跳ね返しつつ速攻から追加点を狙う。対するラージョはオスカル・バレンティンのミドルなど、時折能性のあるシュートを放ったが、オブラクという世界を代表する牙城に阻まれて1点も返せず試合を折り返した。
後半もラージョがボールを保持して攻め込み、アトレティコがトランジションを生かしてゴールをうかがう状況は変わらず。ラージョは60分、DFラインを抜け出そうとしたモラタをルジューヌが倒して一発レッドで退場に。アトレティコが数的でも優位に立っている。
1人多くなったアトレティコは69分にモラタ、73分にレマルと決定機を迎えたものの、前者のシュートは枠を外れ、後者のはGKドミトリエフスキに阻まれる。チャンスを物にできずいると85分、フラン・ガルシアに強烈なミドルシュートを突き刺されて、ラージョに1点差に迫られている。
終盤、ラージョの攻勢を受け続けたアトレティコだったが、同点ゴールまでは許さず試合終了のホイッスルを迎えている。これでラ・リーガ12試合無敗、公式戦5連勝の同チームは、2位レアル・マドリーとの勝ち点差を2に縮めた。