レアル監督アンチェロッティが考えるアルゼンチンW杯優勝の要因「別に目新しいことはしていない。守備組織を整えて最高のメッシを生かしたんだ」
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レアル・マドリーのカルロ・アンチェロッティ監督が、アルゼンチン代表がカタール・ワールドカップ(W杯)で優勝した要因について語った。
母国イタリアの『ライ』とのインタビューに応じたアンチェロッティ監督。決勝でフランスを打ち破り、36年ぶりのW杯優勝を果たしたアルゼンチンの長所に挙げたのは、良質な守備組織と、それをベースにFWリオネル・メッシらを生かしたことだった。
「素晴らしい大会となり、見どころ満載の決勝で幕を閉じたね。アルゼンチンは勝利に値した。彼らには良い選手たちと、メッシという最高の選手がいた。そしてフリアン・アルバレスやエンソ・フェルナンデスといった若手のサポートもあったんだ。フランスとアルゼンチンは良質な守備と選手たちのクオリティーを勝利のベースとしている」
「リオネル・スカローニ(アルゼンチン監督)? 彼は卓越した仕事を実現した。が、別に目新しいことをしたわけじゃない。彼は選手たちを然るべきポジションに置き、良質な守備組織を構築した。そこからアルバレス、ディ・マリア、そしてメッシのタレントを生かしたということだね」
アンチェロッティ監督は現在、チッチ監督が退任したブラジル代表を率いる可能性が報じられている。しかし指揮官本人はそうした報道を一蹴した。
「未来がどうなっていくのかは分からない。私は一日一日を生きているからね。だが今はマドリーで本当に満足しているし、達成すべき目標が数多くあるんだよ」
「これから未来について考える時間もあるだろうが、レアル・マドリーとは2024年まで契約を結んでいる。クラブから追い出されない限り、ここからは動くことはないね」