マジョルカ監督アギーレ「カードを求めたり踊ったり舌を出したり煽ったり…ヴィニシウスは敬意を欠いている。私は好きじゃない」

Javier Aguirre
Getty Images

5日のラ・リーガ第20節、本拠地ソン・モッシュでのレアル・マドリー戦に1-0で勝利したマジョルカ。ハビエル・アギーレ監督は、FWヴィニシウス・ジュニオールが「敬意を欠いている」選手との見解を示している。。

マジョルカのDFアントニオ・ライージョ、DFパブロ・マフェオと何度もやり合い、観客からブーイングを浴びせられ続けたヴィニシウス。カルロ・アンチェロッティ監督は「ヴィニシウスに非はない。ただフットボールをプレーしたかっただけだ」と語っていたが、アギーレ監督の見解は異なるようだ。

スペイン『カデナ・セール』とのインタビューに応じた元日本代表指揮官は、ヴィニシウスのピッチ上の振る舞いには問題があると指摘している。

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「ヴィニシウスはイエローカードを要求したり、踊ったり、舌を出したり、スタンドを煽ったりしている……。私は自チームの選手でも相手の選手でも、そうした振る舞いを見せる選手を好まない。相手への敬意を欠いていると感じるよ」

「私は年寄りだ。そういうことが流行だったりするのかもしれない。しかし自分には異なる倫理観があるんだ」

「ライージョとマフェオには賢くプレーしろと言っていた。挑発に乗らず、罠にはまらないようにしろ、と。相手が人を舐めたような股抜きやヒールリフトをしたとしても打撃を加えようとするな、とね。それで退場になってしまっては元も子もない。試合前には、彼らが退場になってもおかしくない雰囲気が生み出されていた」

DFナチョ・フェルナンデスのオウンゴールでマドリーを破ったマジョルカ。アギーレ監督はFWカリム・ベンゼマとDFエデル・ミリトンの不在が大きかったとの考えを述べている。

「ベンゼマとミリトンの離脱が大きかったと告白しなければならない。ベンゼマは彼らのキャプテンで、サイドに流れ、スペースを生み出し、チーム全体を動かしていく。彼の欠場は私たちにとってポジティブだった。凄まじい速さと機動力を兼ね備えたミリトンにも同様のことが言えるし、加えて彼らはクルトワも失うことになったんだ」

「この試合の後にクラブ・ワールドカップが控えていたマドリーは最高のスタメンを使えず、クロースも先発させられなかった。先行きが分からない試合ではあったが、うまくいったね」

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