アーセナル、トロサール2Gなどでバルセロナに5発逆転勝利! 冨安健洋は出場せず

20230727_Arsenal(C)Getty images

プレシーズンマッチのアーセナルvsバルセロナが27日に行われた。

アメリカツアー3試合目となるアーセナルはユリアン・ティンバーやカイ・ハヴァーツら新戦力やトーマス・パーティらを先発起用。冨安健洋はベンチスタート、デクラン・ライスはメンバー外となった。

一方のバルセロナは多数の選手がウイルス性胃腸炎を患った影響で22日のユヴェントス戦が中止に。アーセナルとの初戦に向けては、新加入のイルカイ・ギュンドアンやオリオル・ロメウを先発起用したが、イニゴ・マルティネスはベンチスタートとなっている。

以下に続く

バルセロナは7分にカウンターを発動する。21歳FWアブデ・エザルズーリが左サイドを駆け上がって中央に折り返すとハフィーニャが合わせたがGKアーロン・ラムズデールが弾く。ロベルト・レヴァンドフスキがこぼれ球を押し込んで先制点を奪取した。

アーセナルも13分、ルーズボールに対してバルセロナのディフェンスラインでお見合いが発生。出足が遅れたところを見逃さなかったブカヨ・サカがボックス右に侵攻して同点弾を決め切った。21分にはクロスに対処したロナルド・アラウーホのハンドによってPKを獲得したが、キッカーのサカのシュートは右に外れる。

再びスコアが動いたのは34分。ボックス手前右からのFKでハフィーニャが直接狙う。壁に当たって軌道の変わったシュートがGKラムズデールの逆を突いて勝ち越しに成功した。それでも43分、ボックス右のサカのクロスをマルティン・ウーデゴールが頭で落とす。最後は前方のハヴァーツが左足で合わせて再びアーセナルが追いついて前半を終えた。

後半スタート時にはバルセロナが11名全員を入れ替えてアンス・ファティやフレンキー・デ・ヨングらを投入したのに対し、アーセナルはハヴァーツに代えてスミス=ロウと1名の交代にとどめる。

55分、ボックス左でボールを持ったトロサールが左足を素早く振り抜く。ゴール右下隅を射抜いてアーセナルが逆転した。その後も選手を入れ替えていく中で78分にも途中出場のキーラン・ティアニーの左サイドからの低弾道クロスにトロサールが右足のボレーで合わせて点差を広げる。

最終盤にはF・トーレスがネットを揺らして点差を縮めたバルセロナだったが、直後にファビオ・ヴィエイラがミドルシュートを突き刺し、アーセナルが5-3で勝利した。直近2試合に出場していた冨安だったが、バルセロナ戦では起用されずに試合が終了している。