ブライトンに所属する日本代表MF三笘薫が25日、初の著書『VISION 夢を叶える逆算思考』の出版記者発表会に登壇した。
ブライトンでの初シーズンとなった2022-23シーズン、公式戦41試合で10ゴール8アシストを記録した三笘。また、カタール・ワールドカップ(W杯)においても印象的なパフォーマンスを披露し、特にグループステージ第3節スペイン代表戦で記録した“三笘の1ミリ”と呼ばれる決勝アシストは世界的に話題を呼んだ。
そんな三笘は、初の著書である『VISION 夢を叶える逆算思考』を22日に出版。幼少期からのサッカー人生を振り返りながら、現在の三笘を作った具体的なメソッドが明かされている。
その出版記者発表会に登壇した三笘は、初版5万部、Amazon人気度ランキング1位という反響に「色んな方から買ったよとメッセージを頂いて、色んな方に買っていただいて本当に嬉しいです」と喜びを示した。
また、記者発表と合わせてファンに向けたトークイベント、サイン本お渡し会も開催。その中で三笘のプレーをきっかけにサッカーを始めたという子どもから「一対一で相手に奪われるのが怖い。どうしたらいいか」という趣旨の質問が寄せられると、三笘も同じ気持ちを抱くことがあると明かしている。
「僕も一対一をして、今でも取られるのが怖いです、正直。でも自分の中で色んな抜き方をして、色んなバリエーションで練習していくと、ある程度自信がついてくるので。その自信が出てきたときに仕掛けてるだけで、自信が無いときはバックパスしてます(笑)。でも全然それは良くて、怖いときは仕掛けなくていいし、自分が自信をもって仕掛けられると思った時に仕掛ければいい」
一方で「一対一で相手を抜くことを楽しんでほしいし、一対一で抜くことだけが良いことではないし、楽しんで相手の逆を突いたり、股抜きしたり、そういうのがサッカーの醍醐味」とも。その域に達するためにも、「僕もネイマール選手をたくさん見て楽しんでるプレーとかがすごく良いなと思って練習したから、僕みたいなプレーも練習してほしいし、自分なりの抜き方を練習してほしい」と、地道に練習を繰り返していくことの大事さを説いた。