レアル・マドリーで苦悩続くアザール…アンチェロッティ監督「彼とあまり話したことがない」
レアル・マドリーを率いるカルロ・アンチェロッティ監督が、所属するMFエデン・アザールについて語った。スペイン『アス』が伝えている。
ラ・リーガ30試合消化時点で、首位バルセロナに勝ち点差11をつけられての2位に位置しているレアル・マドリー。続く25日の第31節ではジローナと対戦するが、その前日会見に出席したアンチェロッティ監督は「クオリティという点では11ポイントもの差はない」と口にしている。
「私たちは彼らとの直接対決でそれを証明してきた。小さなディテールの差が今の結果をもたらしている。これからの試合では、その差をより小さなものにしていきたいね」
今季のバルセロナとのエル・クラシコはラ・リーガで2回、コパ・デル・レイで2回の計4回行われたが、2勝2敗と互いに譲らず。とはいえバルセロナは僅差でものにする試合を今季いくつも演じており、アンチェロッティ監督はそういった部分に差を感じているようだ。
また、最近のレアル・マドリーではエドゥアルド・カマヴィンガら若手が頭角を現しているが、一方でエデン・アザールは今季公式戦9試合のみ出場と出場機会を得られず。チャンスを与えるよう直訴されることがあるかと問われたアンチェロッティ監督は、以下のように返答している。
「彼とはあまり話したことがないんだ。選手たちに対して『私と話しに来てくれ』とは言わない。だが、もし話す必要があるのならば私はいつでも耳を貸すよ」
苦悩が続くスターとあまりコミュニケーションをとっていないことを明かしたアンチェロッティ監督だが、一方で直近のリーグ戦6試合で4ゴール2アシストと躍動するマルコ・アセンシオについては「とても気に入っている選手だ。彼のキャラクターは多くの監督やクラブから好かれるものだし、私たちと一緒にいてくれることを願っているよ」と称賛。アタッカーのポジションにおける序列が改めて明確化されている。