JリーグがU-21選手出場施策の再導入を発表! J3の奨励金は2020年当時から増額
Jリーグは8日、U-21選手の出場に関する施策を再導入することを発表した。
若手選手の育成を促すため、Jリーグでは2020シーズンに明治安田生命J2リーグ、J3リーグにおいてU-21選手の出場時間に基準値を設け、満たしたクラブに奨励金を支払うルールを導入することを2019年に決定。しかし、2020年の新型コロナウイルスの流行を受け、適応が見送られることとなっていた。
JリーグYBCルヴァンカップでも2020年夏にU-21先発ルール中止が決定。しかしこの度、2023シーズンより「ルヴァンカップにおけるU-21選手の先発出場義務ルール」および「J2・J3リーグにおけるU-21選手の出場奨励金ルール」を再導入することが発表された。
なお、J2・J3リーグでの出場ルールでは、2020シーズンにはJ2リーグが300万円、J3リーグが200万円の奨励金となっていたが、2023シーズンはJ2リーグは変わらず、J3リーグでは300万円に増額。それぞれの規定は以下の通りとなっている。
■ルヴァンカップにおけるU-21選手の先発出場義務ルール
【規定】
①当該年12月31日において満年齢21歳以下の日本人選手を1名以上先発出場させる(決勝含む)
※特別指定選手、第2種TOP可選手含む
※2023シーズンの場合:2002年1月1日以降生まれが対象
②ただし、次の場合は出場義務を負わない
(1)対象選手1名以上が代表試合または代表活動(A代表、またはU19以上のカテゴリーに限る)に招集されている場合。ただし、本大会の各試合開始前に、中2日以上の期間をもって帰国した場合、当該各試合については出場義務を負う
(2)対象選手が試合エントリー後のケガ等のやむを得ない理由により出場ができない場合
【規定が守られない場合の罰則】
規律委員会で処分等を決定
■J2・J3リーグにおけるU-21選手の出場奨励金ルール
【対象選手】
ルヴァン杯と同様
【基準値】
J2:年間3,780分以上(90分×42試合)
J3:年間3,420分以上(90分×38試合)
【対象大会】
リーグ戦のみ
※AFCチャンピオンズリーグ、FUJIFILM SUPER CUP、ルヴァン杯、J1昇格プレーオフ、J3・JFL入替戦は含まれない
【その他】
- ゴールキーパーの出場時間は2倍換算
- シーズンを通して実施する施策のため、代表招集やケガ等の個別事象に対しての特別措置はなし
【金額】
上記の条件を満たしたクラブに奨励金が支払われる
J2:1クラブあたり300万円
J3:1クラブあたり300万円